監督:ドン・チードル/脚本:ドン・チードル、スティーブン・ベーグルマン
音楽:ロバート・グラスパー
『MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間』
ジャズ界の帝王マイルス・デイビスに実際に起こった出来事から
インスピレーションを受けたドン・チードルが
共同脚本、製作、自身の主演でマイルスの活動休止期間にスポットを当てた作品。
恥ずかしながら
マイルスに空白の期間があった事を知らなかった。
栄華を誇った時代からの失脚。
その理由の多くは語られてはいない。
世間の目、音楽とドラッグへの異常な執着。
去ってしまった女な面影を追いながら
更にまた自暴自棄になる。
天才は孤独なものなのだろう。
帝王となれば尚更だ。
それでも彼はやはりマイルスでしかないのだ。
ラストのズル過ぎるセッションが
それを物語っていた。
スタイリッシュな音楽が流れる
マイルス風が主演のギャング(ちょっとJazz)映画。
…な感じかな。