雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

カリスマと呼ばれた人。

2011-11-10 20:00:23 | music
尾崎豊の「遺書」なるものが、今月号の文藝春秋に全文掲載されているらしいですね。
ワタクシは、尾崎豊が生きている頃にはあまり興味がなかったのですが、今、尾崎の特に初期の曲を聴いて感動しております。
ワタクシたちの世代は尾崎がデビューした時には20代になっていたので、もうひと世代下の方々ほどの熱狂はなかったと思います。

それが、なぜか今聴くと心に迫ってくるのですね。
ワタクシと同世代の方で、同じように思っている人はかなり多いと思うのです。
もちろん、自分たちより下の世代が熱狂したシンガーゆえに、リアルタイムではきちんと聴いていなかったというのもあります。
「若者の教祖」と呼ばれた人ですが、今はいい年をしたおじさん・おばさんがそれらの曲を聴いて感動しているのです。

「たら・れば」はこの人にも通用しなくて、やっぱり、カリスマのままで一生を終えたことがその後の伝説を生んでいるのでしょう。
アーティストと呼ばれる方々の中には、一定数、そういう亡くなり方をした人がいる気がします。
いろいろ憶測を呼ぶ亡くなり方だったわけですが、遺書が存在する以上、やっぱり自分で死を選んだということでしょうか。

ご長男に物心がつくまでは、その「遺書」を封印してくれというのが、ご遺族の意向だったそうです。
その息子さんが、亡くなった尾崎の年齢に近くなり、没後20年ということもあって、今回公開されることになったようです。
土曜日にでも、文藝春秋を買いにいこうかなと思っております。