湯の丸高原で、早朝にまず出会った蝶...それが、“ゴイシシジミ”だった。
この蝶の生態には大変興味をそそられる。
“ゴイシシジミ”の幼虫は、日本産唯一の純肉食性だ...
笹や竹の葉に発生する“ササコナフキツノアブラムシ”などの群の中にメスが
産卵し、羽化した幼虫は、このアブラムシを食べて成長する...
このような特殊な食性なので、アブラムシがいないところには全くいません。
極めて局所的に発生するので、“ゴイシシジミ”は“奇蝶”と言えるのではないで
しょうか...
“ゴイシシジミ”(成蝶)...約1cmちょっとのごく小型の蝶。 この子の大きさには驚かされた...大きさ2cm超え! 新鮮個体にも感激... 笹の葉から飛び移ってきた。
レッドデータ環境省カテゴリーで絶滅危惧Ⅱ類...“コヒョウモンモドキ”...
今回の遠征で、ぜひとも会いたかった一種...
EOS7D + EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
烏帽子岳頂上付近にて...初見・初撮り... “コヒョウモンモドキ”。
EOS7D + EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
別ポイントにて...“ごまさん”が発見してくれた...感激・感動もの!
“ヒヨドリバナ”にて吸蜜中...真横から“カシャ”!
マクロレンズで近づいてみました...
裏翅が撮りたかった...吸蜜に夢中...マクロで寄っても逃げない!
“コヒョウモンモドキ”+“キンモンガ”...偶然のコラボ!
PM5:00過ぎ...快晴になった...夢中で撮りまくっていたのは
言うまでもありません...
“ヒヨドリバナ”が大好物...下方からマクロで“カシャ”... 全く逃げる気配がない...いいモデルさんに感謝・感謝!! でした。
池の平湿原をあとにして、次は、湯の丸高原スキー場を登った...
目的は、レッドデータ環境省カテゴリーの絶滅危惧Ⅱ類の
“ミヤマシロチョウ【高山蝶】”に出会うことだ...
“ミヤマシロチョウ(♀)”。湯の丸高原“つつじ平”付近にて、まずお出迎えだ。
更に、上を目指した...烏帽子岳まで1時間...がんばるぞー!
途中で見かけた“クルマユリ”...高山帯・亜高山帯で可憐な花を咲かせ
ている。“オニユリ”・“コオニユリ”と比べて、花弁の大きさが明らかに一回
り小さい。初見・初撮りに感激しました...
【EOS60D + SIGMA 17-50mm F2.8 レンズで撮影】
頂上までもう少し...今度は、“ミヤマシロチョウ(♂)”に遭遇。感激!
上の写真と同一個体...今度は角度を変えて撮影。
...彼方に、湯の丸山を望む。(広角レンズにて撮影)
頂上付近のガレ場には、高山植物の女王と呼ばれている“コマクサ”が...
少し時期が遅かったのか...少々傷んできていた。
頂上間近(約2000m)で出会った“ミヤマシロチョウ(♂)”...
ふわふわ飛んでは、新緑に舞いおりていた...感動の出会いだ!
烏帽子岳頂上付近から、湯の丸高原スキー場方面を見降ろす...
左側には、湯の丸山が...
この日は、土曜日のせいか登山客がたくさん見受けられた...
(私は、ちょっと軽装すぎたかな...と反省!)
かなりきつかったが、目的の美蝶たちに出会えて疲れも吹っ飛ぶ...