何でもない日々

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自重と心眼

2020-06-25 11:58:06 | 詩はあいまいな哲学
アメリカ人にとって自分を大切にすること、自尊心とは
「権利を主張すること」であるが、
日本人にとって実力のある人が「自重」するとは
「礼儀を守り期待に応えること」で逆の示唆となり
「徳を得て恨みを報ず」の論理を言っているのではない。
それは罪よりも恥の深刻さである。

恥を主たる拘束力とする文化において、告白や謝罪をしたからと言って和らぐものではない。
罪を犯した者は告白することによって安らぎを得られ、
様々な教派を超え共通して用いられる。

恥の文化にはたとえ相手が神であろうとも心が休まらない。
また一つ余計に厄介なことが増えるだけのような気持になるのである。
名誉という言葉が「自画像を裏切らないこと」を意味する国で
好むのは謝罪の儀式よりも寧ろ感謝と幸運を願う儀式である。


眦 小椋佳 [歌詞] 聯合艦隊司令長官 山本五十六 「主題歌」
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