何かを語りかけ
何かを伝えるように
西空を真っ赤に染めた夕陽が
島並みの向こう 遥か彼方へと
沈もうとしている
燃え立つような激炎と
眩いばかりの輝きは
大空を焦がしてしまう
圧倒的な勢いで 怖いほどに映るけど
ゆらゆら揺れて 陽炎のように
緩やかに波打つ光は
何処までも 幻想的で
ついつい
引き込まれそうになって
何処へ行く
何処へ行きたい
”綺麗い~”
この言葉しか浮かばない
不思議な 感動のなかで
夕景との出会いに 何故か
心で追いかけている~
もう少し このまま
もう少し 沈まないで
何かを残して
去ろうとしている夕陽
薄暗くなりかけた浜辺には もう
誰もいないけど 残された
あかね雲が 悠々と流れて
穏やかに包んでいく
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