
何かに 誘われるように
心の扉を開けてみる
少しずつ 少しずつ・・・・
何だろう 何があった
いままで 閉ざしたまま
誰も 立ち入れなかった部屋は
まだ 隅っこにあって
隠すようにして 何も受け入れない
だけど
そんなこと どうでもいい
何かが 確実に変わっていく
いま
老いのせいだろうか?
ふと
立止まってしまう
気持ちが
解れていくようで~
長い年月のなか 風化して
消え去ろうとしている 何か
ふんわり ふあふあ 飛んで行った
やがて 何も残らない
何も残せない
やっと 素直でいられる
若い頃を 振り返りながら
心の重荷 おろしている
何処へ 飛んでも
何処へ 行こうと
もう 追っかけない~