何となく 目覚めた朝を
宥めるように 降り注ぐ光が
窓辺を包み込む 朝焼けが好きだけど
今朝は眩しいほどの 靑空
何もかも一掃するような 海になったようで
ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら・・・・
煌めく光の雫も 優しい風も
置いてけぼり
何処へ行くのか
何処へ行きたいのか
ふんわり浮かんだ雲が 波間に
寄せたり 返したり
どこまでも広がる 海空の彼方
何が待っているのだろう
四角い空から 眺めながら
流れゆく雲を追いかけ
海のしぶきを追いかけ
揺らめく波間を追いかけ
浮かべた小舟を追いかける
そう ほんの小さな空間のなか
周りを見つめ 空想だろうか
求めている 心の世界を広げ
いっとき 夢を見る
大空よ 海空よ 青空よ
心の寝床のように いつも どんな時も
見守っているのか?