窓を開けよう
出窓に広がる いつもの風景
四角いガラス窓は CANVAS
一枚の絵画を描いているようで
天も 山も 木々も 雲も 陽も…
全てを包み込んでしまう
何処までも広がる蒼空に
ぽっかりと浮かんだ白い雲
ファファ ファファ 流され
何処へ行くのか 浮船みたい!
何故か 風は吹かないのに
庭の小枝や葉が微かに揺れて
草木も花も誘われ
ゆらゆら ゆらり 揺らめき
涼風を待って 騒ぎ出しそう
さあ~ 空の彩り
青の世界をどう表現しょう
水彩絵の具で塗ったら
あの空色に近づけるだろうか
普段の生活をどのように色づける
木立も 山も 近くの家並みも 野道も 外灯も…
陽射しに聴いて
秋風に聴いて
変わり行く自然と語り合いたい
毎日が同じようで 毎日が違う
どのように色づけられるのか?
誰かが いつも教えている
形も 規則も 決まりもない
そう ありのまま
気持ちを描いて行く
だから 窓から眺める全てを
確かめるように…
窓を開けよう~