先日、確定申告なるものを久々にしました。以前にしたときは、相談所みたいなところに行ってやり、その後はネットでできるようになって、至極便利になったな、と思いました。今回は、マイナンバーカードとスマホで簡単。数字も写真で入力してくれ、納税額も計算してくれる。簡単なものでした。でも、これで正しいのか検証ができない。またマイナンバーで申告しなくてもすべて役所は計算して、はいこれだけ収めてね、と通知してくれる、とはできないのかな、でした。
まあ、それはそれとして、今回はモーツァルト。前回ハイドンの若書きの交響曲を取り上げましたが、若書きと言えば、モーツァルト。交響曲でもハフナー以前のもの、また20番台以前のものは、あまり聴きませんよねえ。1-20番なんて、どんな曲かもあまり認識しておりません。モーツァルトの20番台以前と、ハイドンの70番台以前とでは、比較すればどうでしょう。やはりハイドンの方かなあ。別に優劣をつけるわけではありませんが…。
そんなわけで、今回はモーツァルトの交響曲第28番ハ長調K.200であります。モーツァルトが最後のミラノへの旅行からザルツブルクに帰った1773年に7曲。翌1774年に2曲の交響曲を書き上げています。それは第22番から第30番までの交響曲にあたります。この9曲の中では、ト短調の第25番や第29番は、よく取り上げられますが、それに次いでこの28番はよく知られている交響曲ですね。モーツァルト17才のころに書かれた若さにあふれた明るい交響曲であります。
そして、今回この曲の演奏は、フランス・ブリュッヘン指揮の18thOであります。1990年6月の録音になります。ブリュッヘンのモーツァルト。以前にDeccaから11枚組のBOXでまとめられていました。交響曲は、第25-36番、第38-41番があります。他にもセレナードやピアノ協奏曲、管楽器の協奏曲、歌劇序曲、戴冠式ミサなどが収められてます。6000円ほどなので、かなりお買い得ですが、HMVさんでは、入荷日未定となっていますねえ。私は持ってないので、欲しいな、であります。
そんなブリュッヘンのモーツァルトですが、記憶では、最初に第41番がベートーヴェンの交響曲第1番とカップリングされて発売された。古楽器を駆使して大胆で鮮烈な演奏で話題になったように思います。アーノンクールやホッグウッドなどに続く、新しい時代のモーツァルトでしたかね。アーノンクールのような革新性は押さえられて、従来の演奏に馴染んだ耳にはそれほどの違和感はなく、むしろ、その覇気に満ち、堂々とした演奏には、とても好感を持ったのでありました。ピリオド楽器のまっすぐな音色を基本に、ストレート一本のような剛毅なモーツァルトは実に新鮮でありました。若干、モーツァルトにしては、強すぎるな、と思ったこともありましたが…。
この28番、後期の35番以降と比べれば、やはりモーツァルトの若書きであることは否めません。しかし、それがモダン楽器の分厚さとよりも、ピリオド楽器の薄さにはよく合致しているのですね。しかし、18thOは、ブリュッヘンのもと、非常に引き締まった音色で優れた合奏力を発揮していますね。第1楽章、第1主題が力強く合奏され、その後も折り目正しく、まっすぐなモーツァルトが展開されます。それぞれの楽器の迫力ある演奏に引き込まれます。第2楽章、少々速めのアンダンテ。今少しの情感が欲しいところですが、生気に満ちた演奏であり、とても新鮮であります。第3楽章メヌエット。主題ではホルンが加わり、トリオでは弦楽器のみになる。弦楽器がやはり新鮮であります。そして、第4楽章、終楽章に相応しい、目まぐるしい展開で疾走する。ここでも、このオケの古楽器の特徴を存分に発揮した合奏が心地よいです。
この28番のあと、第36番『リンツ』が収められていますが、これも28番以上に迫力満点の剛毅な演奏であります。今回はあまり取り上げられない28番を言及しました。
前述の確定申告、それなりの追加課税となりまして、少々辛いな、というところです。そんな庶民の苦しみを政治家はわかっとるんでしょうかねえ。わけわからんことばかりの答弁、こまったことですねえ。
(Philips 432 177-2 1991年 輸入盤)
まあ、それはそれとして、今回はモーツァルト。前回ハイドンの若書きの交響曲を取り上げましたが、若書きと言えば、モーツァルト。交響曲でもハフナー以前のもの、また20番台以前のものは、あまり聴きませんよねえ。1-20番なんて、どんな曲かもあまり認識しておりません。モーツァルトの20番台以前と、ハイドンの70番台以前とでは、比較すればどうでしょう。やはりハイドンの方かなあ。別に優劣をつけるわけではありませんが…。
そんなわけで、今回はモーツァルトの交響曲第28番ハ長調K.200であります。モーツァルトが最後のミラノへの旅行からザルツブルクに帰った1773年に7曲。翌1774年に2曲の交響曲を書き上げています。それは第22番から第30番までの交響曲にあたります。この9曲の中では、ト短調の第25番や第29番は、よく取り上げられますが、それに次いでこの28番はよく知られている交響曲ですね。モーツァルト17才のころに書かれた若さにあふれた明るい交響曲であります。
そして、今回この曲の演奏は、フランス・ブリュッヘン指揮の18thOであります。1990年6月の録音になります。ブリュッヘンのモーツァルト。以前にDeccaから11枚組のBOXでまとめられていました。交響曲は、第25-36番、第38-41番があります。他にもセレナードやピアノ協奏曲、管楽器の協奏曲、歌劇序曲、戴冠式ミサなどが収められてます。6000円ほどなので、かなりお買い得ですが、HMVさんでは、入荷日未定となっていますねえ。私は持ってないので、欲しいな、であります。
そんなブリュッヘンのモーツァルトですが、記憶では、最初に第41番がベートーヴェンの交響曲第1番とカップリングされて発売された。古楽器を駆使して大胆で鮮烈な演奏で話題になったように思います。アーノンクールやホッグウッドなどに続く、新しい時代のモーツァルトでしたかね。アーノンクールのような革新性は押さえられて、従来の演奏に馴染んだ耳にはそれほどの違和感はなく、むしろ、その覇気に満ち、堂々とした演奏には、とても好感を持ったのでありました。ピリオド楽器のまっすぐな音色を基本に、ストレート一本のような剛毅なモーツァルトは実に新鮮でありました。若干、モーツァルトにしては、強すぎるな、と思ったこともありましたが…。
この28番、後期の35番以降と比べれば、やはりモーツァルトの若書きであることは否めません。しかし、それがモダン楽器の分厚さとよりも、ピリオド楽器の薄さにはよく合致しているのですね。しかし、18thOは、ブリュッヘンのもと、非常に引き締まった音色で優れた合奏力を発揮していますね。第1楽章、第1主題が力強く合奏され、その後も折り目正しく、まっすぐなモーツァルトが展開されます。それぞれの楽器の迫力ある演奏に引き込まれます。第2楽章、少々速めのアンダンテ。今少しの情感が欲しいところですが、生気に満ちた演奏であり、とても新鮮であります。第3楽章メヌエット。主題ではホルンが加わり、トリオでは弦楽器のみになる。弦楽器がやはり新鮮であります。そして、第4楽章、終楽章に相応しい、目まぐるしい展開で疾走する。ここでも、このオケの古楽器の特徴を存分に発揮した合奏が心地よいです。
この28番のあと、第36番『リンツ』が収められていますが、これも28番以上に迫力満点の剛毅な演奏であります。今回はあまり取り上げられない28番を言及しました。
前述の確定申告、それなりの追加課税となりまして、少々辛いな、というところです。そんな庶民の苦しみを政治家はわかっとるんでしょうかねえ。わけわからんことばかりの答弁、こまったことですねえ。
(Philips 432 177-2 1991年 輸入盤)
指揮者をおかないで、演奏していました。
コンサート ミストレスが合図を出して、演奏していました。