この土日は終日、家でごろごろしておりました。貯まった仕事をしつつ、音楽を聴きながら、本を読み、昼寝をする。極楽であります。しかし、冬は確実に深まっていき、灯油の値上がりが北の方では深刻になっています。北海道でも-30℃にもなるところがあるそうですが、瀬戸内海沿岸に育ったものにしたら、想像もつかない寒さです。そんなことを思うと、ロシアなんてどれほど寒いのでしょうか。
そんなロシアのチャイコフスキーであります。チャイコフスキーの6曲(マンフレッド交響曲を含めると7曲)の交響曲の中で、後期の4~6番は、ロシアの色彩を感じさせながらも、洗練された形式や美しさがあります。これに対して1~3番は、ロシア的なものを強く感じさせます。1~3番は、かなり前にDGの安いCで一通り買いました。しかし、そのロシア的な体臭に馴染めなかったのも事実でした。3番に至っては、震災でキズがついて再生不能になってました。しかし最近チャイコフスキーをよく聴くようになって、1~3番への興味も生じ耳を傾けると、それはそれで個性もありおもしろいのです。1番「冬の日の幻想」1866、2番「小ロシア」1872、3番「ポーランド」1875、とどれも標題がついており親しみやすいのです。次第にロシア的色彩は薄くなる傾向にありますかね。
ただ、後期に比べCDがそれほど出回ってないようで、ロシア系の指揮者のものはけっこうあるみたいで、興味深いのですが、まずは欧米系のものを、ということですね。そうすると、カラヤン、バーンスタイン、アバド、マゼール、ムーティなどのものが目につく程度ですね。
それで、先週の金曜日梅田の中古やさんでバーンスタイン・ニューヨークPOの全集を見つけました。1960年代のもので、5枚組3800円でした。バーンスタインの50代の若いころの演奏ですね。なかなか見通しのいい演奏です。この中で今回は3番「ポーランド」です。これは唯一の長調の曲で、それほどのロシア色と深刻さを感じないものです。「ポーランド」の標題は、ロンドン万国博の時、イギリスの指揮者マンズがこの曲を演奏した時、第五楽章がポロネーズ風であることから命名されたと言われています。第一楽章は、出だしは暗いですが、チャイコフスキーには珍しく?明るく祝祭風で、歯切れとテンポのいい若いバーンスタインですね。第二楽章は木管がチャーミングなテーマを歌い、第三楽章アンダンテの味わい深い曲想です。スケルツォの第三楽章を経て、再び明るく盛大な音楽で曲を閉じます。バーンスタイン大変整った演奏で、曲をまとめています。晩年にみせた一面は全く感じさせない健康的で明るく、大いに共感を持てますねえ。
次は、ロシア系の演奏も聴きたいものです。
そんなロシアのチャイコフスキーであります。チャイコフスキーの6曲(マンフレッド交響曲を含めると7曲)の交響曲の中で、後期の4~6番は、ロシアの色彩を感じさせながらも、洗練された形式や美しさがあります。これに対して1~3番は、ロシア的なものを強く感じさせます。1~3番は、かなり前にDGの安いCで一通り買いました。しかし、そのロシア的な体臭に馴染めなかったのも事実でした。3番に至っては、震災でキズがついて再生不能になってました。しかし最近チャイコフスキーをよく聴くようになって、1~3番への興味も生じ耳を傾けると、それはそれで個性もありおもしろいのです。1番「冬の日の幻想」1866、2番「小ロシア」1872、3番「ポーランド」1875、とどれも標題がついており親しみやすいのです。次第にロシア的色彩は薄くなる傾向にありますかね。
ただ、後期に比べCDがそれほど出回ってないようで、ロシア系の指揮者のものはけっこうあるみたいで、興味深いのですが、まずは欧米系のものを、ということですね。そうすると、カラヤン、バーンスタイン、アバド、マゼール、ムーティなどのものが目につく程度ですね。
それで、先週の金曜日梅田の中古やさんでバーンスタイン・ニューヨークPOの全集を見つけました。1960年代のもので、5枚組3800円でした。バーンスタインの50代の若いころの演奏ですね。なかなか見通しのいい演奏です。この中で今回は3番「ポーランド」です。これは唯一の長調の曲で、それほどのロシア色と深刻さを感じないものです。「ポーランド」の標題は、ロンドン万国博の時、イギリスの指揮者マンズがこの曲を演奏した時、第五楽章がポロネーズ風であることから命名されたと言われています。第一楽章は、出だしは暗いですが、チャイコフスキーには珍しく?明るく祝祭風で、歯切れとテンポのいい若いバーンスタインですね。第二楽章は木管がチャーミングなテーマを歌い、第三楽章アンダンテの味わい深い曲想です。スケルツォの第三楽章を経て、再び明るく盛大な音楽で曲を閉じます。バーンスタイン大変整った演奏で、曲をまとめています。晩年にみせた一面は全く感じさせない健康的で明るく、大いに共感を持てますねえ。
次は、ロシア系の演奏も聴きたいものです。
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