こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

クイケンのハイドン

2007年05月20日 18時29分06秒 | ハイドン
さわやかな日曜日であります。少々風がきつい気もしますが、昼前に買い物に出かけ、「レコ芸」を購入しました。しかし、新譜は今イチですね。いやはや。昼からは、早明戦で斎藤くんが神宮に3万人を集め、仙台ではマリーンズ清水くんが今季初勝利。甲子園では阪神も、ってな感じで、まさに風薫る五月でありますね。
はてはて、ハイドンであります。ハイドンの交響曲は、CDもたくさん発売されておりますが、主流はロンドンセットで、93番以降のものです。82番以降のパリセットもそれなりに見ることができますね。HMVのウェブなどで見ていると、いろいろと興味深いものがあります。特に、パリセットより前の交響曲のCDではなかなかカップリングがおもしろいです。アーノンクールはロンドンセットになぜか68番が加わっています。また31・59・73番ってのもあります。鈴木秀美さんは38番と52番です。サイモン・ラトルは2枚CDがありますが、60・70・90番と22・86・102番となっています。なんでこんな組み合わせでしょうか。フェレンツ・フリッチャイの名盤は44・95・98番。あと二つはわかるんですが、なぜ44番でしょうかね。今回のクイケンも26・52・53番という組み合わせです。まあ、数が多いから、いろんな組み合わせも出来るだろうし、演奏家の好みもあるでしょうからね。いろいろと不思議ですね。いやはや。
クイケンのハイドンですが、管見の限りでは、82番以降と26・52・53番があります。ロンドンセット以外は、26・52・53番はvirginから出ており、パリセットと88-92、そして26・52・53番、協奏交響曲と2曲のヴァイオリン協奏曲がそれぞれ2枚組で出ています。HMVでは1300円ほどでそれぞれ入手出来ます。また、交響曲のみの5枚組もあり、これも2300円ほどになって、お買い得ですね。
そんな宣伝はさておき、26・52・53番のCDであります。これは、シギスヴァルト・クイケンが、ラ・プティット・バンドと行った演奏です。26番はニ短調 「ラメンタチオーネ(哀歌)」と言われますが、受難曲の旋律が引用されているそうです。第二楽章のアダージョは綺麗な音楽で、気に入ってます。バッハのカンタータ風であります。52番はハ短調で聞きたくなる曲です。そして53番はニ長調「帝国」と言われます。1778年の作曲ですが、ハイドンの生前ではおそらく最も広く好まれていた作品と言われています。「帝国」という標題も堂々とした風格のある曲風からのものでしょうか。これも素晴らしい傑作ですね。クイケンの演奏もピリオド楽器としては、気に入ってます。爽快でありかつ生き生きとした曲造りは、大いに好感が持てます。演奏が薄っぺらい感じにはなっていないのもいいです。ハイドンの音楽の奥の深さを感じます。



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