なんだか変だねえ。迷走しているなと思ったら、お辞めになるとか。コロナで医者にも診てもらえない人がたくさんで無念の死を強いられているのは、正しく政治の責任。そんなときに、これからしばらくは国会も開けず、政治の空白が続く。マスコミも報道も一政党のボス争いを必死に伝えるのはやめて欲しい。国会も開かず、まともに質問にも答えない、国民不在の政治。自分に保身のためにはなりふり構わず、そんな人には政権を握ってもらいたくないですね。ほんと。
そんな怒りは置いといて、今回もハイドンであります。前回古楽器を取り上げたので、今回もと思い、いろいろと考えました。でも、やっぱりなあ、と思うことしきりで、モダン楽器に回帰。モダン楽器の名演として、これはやはり上げなければいけないだろうという演奏ということで。さてだれか。ヨッフム、ベーム、セル、バーンスタイン、まさかカラヤン。いろいろとありますが、バーンスタインもVPOとのではなく、NYPOとの録音は、やはりこの人独特の元気感があります。ベームは、ロンドン交響曲の録音がない。カラヤンは、この前久々に聴きましたが、違和感しか感じなかった(笑)。それで初めて全曲録音したドラティ。やはりこの演奏は、説得力があるんですが、今回はCDを取り出すのに億劫がって…。古楽器になりますが、ホッグウッドの演奏はいいです。私がこの人の演奏に好感を持っているからかもしれませんが、全曲完成まであと一歩だったので残念残念、であります。そして、ザンデルリンク。パリ交響曲は入手しておらず未聴だし、ロンドン交響曲は録音ないですねえ。私は、この人は好きなので、期待しています。聴きたいです。あっ、それとテイトのもいいですね。
とまあ、ごろごろ述べましたが、今回はディヴィスの演奏。しかし今、ディヴィスというと、シュトゥットガルト室管と全集を完成させた、デニス・ラッセル・ディヴィスを演奏になってしまうか。いやいやそうではなく、サー・コリン・デイヴィスであります。1975-81年にディヴィスは、RCOとロンドン交響曲を録音しています。私のは、PhilipsからのDuoシリーズの2セットですが、近年タワーさんからセットで復刻されていますね。ディヴィスのハイドンは、この録音以外には、最晩年の2010,11年にロンドン響とのライブで、92,92,97,98,99b番の2枚組SACDがあります。また四季や天地創造もありますねえ。
そんなことで、テイヴィスとRCOとのハイドン、交響曲第97番ハ長調であります。前回も言及しましたが、12曲の中でもっとも地味な曲でしょうか。とは言え、ハイドンの交響曲の標準に近い形式。ディヴィスの演奏、まずRCOから実に美しい音色を引き出し、また非常に緻密にまとめているのです。まずそのことに耳が奪われます。ユニゾンなどの弦と管の合わさった音などは見事なものであります。そして、堅実さは半端ではありません。敢えて言うなら、数ミリの誤差もない、と言った感じでしょうか。曲と演奏ともに、古楽器の演奏もありますが、古典派交響曲の典型的なものということができるのではないでしょうか。ディヴィスの演奏、模範です。
第1楽章、序奏つきのソナタ形式。豪快なユニゾンによる第1主題は、オケの見事な合奏力を誇示しているよう。ACOの柔らかさと厳しさを兼ねそなえた演奏は、実に立派です。第2楽章、変奏曲。第2楽章の変奏曲は、穏やかな曲想がいいな、と思うのですが、ここでは3つの変奏曲が勇壮に演奏されている。なかなかのキレも感じられます。第3楽章、メヌエット。スケールの大きな立派なメヌエット。大舞踏会ですねえ。メヌエット好きにはたまらない。ディヴィスも実に豪華に、また丁寧に、であります。また中間部も豪華さの間で存在感があります。そして、終楽章。いつものみんなで一緒に終わりましょう、です。決して先を急がず、第3楽章と同じく豪華と丁寧さに、ああもう終わるんだ感も併せて、楽しい終楽章でありました。
日本国憲法第五十三条は「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。 いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」と定めているにも関わらず、国会を開かないというのは、正に憲法違反であり、なんぞの罪か罰にはならないのですかね。
(Philips 442 614-2 1994年 輸入盤)
そんな怒りは置いといて、今回もハイドンであります。前回古楽器を取り上げたので、今回もと思い、いろいろと考えました。でも、やっぱりなあ、と思うことしきりで、モダン楽器に回帰。モダン楽器の名演として、これはやはり上げなければいけないだろうという演奏ということで。さてだれか。ヨッフム、ベーム、セル、バーンスタイン、まさかカラヤン。いろいろとありますが、バーンスタインもVPOとのではなく、NYPOとの録音は、やはりこの人独特の元気感があります。ベームは、ロンドン交響曲の録音がない。カラヤンは、この前久々に聴きましたが、違和感しか感じなかった(笑)。それで初めて全曲録音したドラティ。やはりこの演奏は、説得力があるんですが、今回はCDを取り出すのに億劫がって…。古楽器になりますが、ホッグウッドの演奏はいいです。私がこの人の演奏に好感を持っているからかもしれませんが、全曲完成まであと一歩だったので残念残念、であります。そして、ザンデルリンク。パリ交響曲は入手しておらず未聴だし、ロンドン交響曲は録音ないですねえ。私は、この人は好きなので、期待しています。聴きたいです。あっ、それとテイトのもいいですね。
とまあ、ごろごろ述べましたが、今回はディヴィスの演奏。しかし今、ディヴィスというと、シュトゥットガルト室管と全集を完成させた、デニス・ラッセル・ディヴィスを演奏になってしまうか。いやいやそうではなく、サー・コリン・デイヴィスであります。1975-81年にディヴィスは、RCOとロンドン交響曲を録音しています。私のは、PhilipsからのDuoシリーズの2セットですが、近年タワーさんからセットで復刻されていますね。ディヴィスのハイドンは、この録音以外には、最晩年の2010,11年にロンドン響とのライブで、92,92,97,98,99b番の2枚組SACDがあります。また四季や天地創造もありますねえ。
そんなことで、テイヴィスとRCOとのハイドン、交響曲第97番ハ長調であります。前回も言及しましたが、12曲の中でもっとも地味な曲でしょうか。とは言え、ハイドンの交響曲の標準に近い形式。ディヴィスの演奏、まずRCOから実に美しい音色を引き出し、また非常に緻密にまとめているのです。まずそのことに耳が奪われます。ユニゾンなどの弦と管の合わさった音などは見事なものであります。そして、堅実さは半端ではありません。敢えて言うなら、数ミリの誤差もない、と言った感じでしょうか。曲と演奏ともに、古楽器の演奏もありますが、古典派交響曲の典型的なものということができるのではないでしょうか。ディヴィスの演奏、模範です。
第1楽章、序奏つきのソナタ形式。豪快なユニゾンによる第1主題は、オケの見事な合奏力を誇示しているよう。ACOの柔らかさと厳しさを兼ねそなえた演奏は、実に立派です。第2楽章、変奏曲。第2楽章の変奏曲は、穏やかな曲想がいいな、と思うのですが、ここでは3つの変奏曲が勇壮に演奏されている。なかなかのキレも感じられます。第3楽章、メヌエット。スケールの大きな立派なメヌエット。大舞踏会ですねえ。メヌエット好きにはたまらない。ディヴィスも実に豪華に、また丁寧に、であります。また中間部も豪華さの間で存在感があります。そして、終楽章。いつものみんなで一緒に終わりましょう、です。決して先を急がず、第3楽章と同じく豪華と丁寧さに、ああもう終わるんだ感も併せて、楽しい終楽章でありました。
日本国憲法第五十三条は「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。 いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」と定めているにも関わらず、国会を開かないというのは、正に憲法違反であり、なんぞの罪か罰にはならないのですかね。
(Philips 442 614-2 1994年 輸入盤)
何故か、コロナ感染者数が減少傾向ですね。東京だけでなく、千葉も減っているので、原因は何なのでしょうか?まあ、総裁選も控えているので、増えていくのは、困りますが?