先日、3月までの同業者と、久々にお会いして飲み会をしました。そのときに、トマト酎ハイなるものを飲みました。そもそも私は元来トマトが苦手でした。食べれるようになったのは20代半ば。トマトジュースはいまだかつて飲んだことありません。それで最初は不安だったのですが、飲めばなかなかうまい。思わず5杯ほど飲みました。栄養価も高いそうですので、ジュースも含めて愛飲しようと思った次第でありました。今更何も言っているんだ、でしょうかねえ(笑)。
まあ、そんなことはさておき、今回はハイドン。しかし、ハイドンは久々ですね。そうは言っても昨年の3月に取り上げています。まあ最近はあまり話題にならない作曲家なんでしょうか。モダン楽器ではあまり取り上げられないしねえ。いろんな意味で、運の悪い人なんかも知れません。かく言う私もそんなに聴くわけでなく、思い出したように聴く程度なんですね。たくさんの曲があるので、聴けば新しい発見もたくさんあるのでしょうがね。
このハイドンから、交響曲第99番変ホ長調です。ザロモンセットの中の一曲ですが、ハイドンの中でも、私のかなり好きな曲のひとつ。1793年にウィーンで作曲。初演は翌1794年2月10日にロンドンのハノーヴァー・スクエア・ルームズにおけるザロモン演奏会です。やはり、ハイドンの交響曲の傑作揃いのザロモンセット。どの曲も充実しております。
そして、この曲の演奏は、ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放響。Orfeoからのライブの演奏を集めたCDに収められています。1982年5月4日ミュンヘン、ヘルクレスザールでの録音。クーベリックのハイドンは、天地創造やミサ曲などがCDで聴けますが、交響曲は、管見の限りでは聴いたことありません。あまり演奏されたなかったのでしょうかね。そうだと貴重な録音であります。因みにこのCDには、併せてモーツァルトの交響曲第25番と第38番が収められています。
しかし、このクーリックの演奏は、実に素晴らしい。この三曲とも、ベストに推したい気持ちです。モーツァルトの二曲もすごい演奏です。バイエルン放響は、明るい音色で明晰。ハイドンにはぴったりかも知れません。そして、実に巧さが光る。弦も非常にまとまり、細部までしっかりとしています。クーベリックも、ライブらしい緊張感とダイナミックな演奏、そしてオケの束ねる力量とうまさ、すべてにおいて素晴らしいのであります。終始、聴き惚れるのであります。ほんとに、モダンオケの醍醐味である。不満がありません。
第1楽章、序奏から優しい弦と剛毅な打楽器で始まり、木管も多少の憂い。そして主部に入っての主題。ハイドンのお決まりのコースでしたが、それも新鮮な印象でみずみずしく流れていく。私はこの主題大好きですねえ。胸がワクワクするような明るさが充満しております。クーベリックもそのあたりのツボをきちんと、であります。第2楽章、美しい緩徐楽章アダージョ。しっとりとした弦での少しの憂いを抱く旋律。分厚いオケに支えられながらの優しい弦が実にいい。このアダージョでは、バイエルン放響のよさが光ります。第三楽章メヌエット。古典派のメヌエットの理想形のよう。舞曲らしさが光り、全体的に非常にリズム感もよくチャーミング。中間部の伸びやかな美しさも素晴らしい。そして、終楽章。4分そこらの短い楽章ですが、バイエルン放響の各パートが実に生き生きと演奏。全体をまとめる楽章としてのクーベリックの気持ちも一層感じられ、ここでもこのオケの巧さが大いに光っています。
実は、このCD、モーツァルトの「プラハ」も実に素晴らしいのですが、今回は最近少ないハイドンを取り上げました。それはそれで、梅雨も明けて、いよいよ夏本番であります。実りの多い夏になりますように。
(ORFEO DOR C206 891B 1989年 輸入盤)
まあ、そんなことはさておき、今回はハイドン。しかし、ハイドンは久々ですね。そうは言っても昨年の3月に取り上げています。まあ最近はあまり話題にならない作曲家なんでしょうか。モダン楽器ではあまり取り上げられないしねえ。いろんな意味で、運の悪い人なんかも知れません。かく言う私もそんなに聴くわけでなく、思い出したように聴く程度なんですね。たくさんの曲があるので、聴けば新しい発見もたくさんあるのでしょうがね。
このハイドンから、交響曲第99番変ホ長調です。ザロモンセットの中の一曲ですが、ハイドンの中でも、私のかなり好きな曲のひとつ。1793年にウィーンで作曲。初演は翌1794年2月10日にロンドンのハノーヴァー・スクエア・ルームズにおけるザロモン演奏会です。やはり、ハイドンの交響曲の傑作揃いのザロモンセット。どの曲も充実しております。
そして、この曲の演奏は、ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放響。Orfeoからのライブの演奏を集めたCDに収められています。1982年5月4日ミュンヘン、ヘルクレスザールでの録音。クーベリックのハイドンは、天地創造やミサ曲などがCDで聴けますが、交響曲は、管見の限りでは聴いたことありません。あまり演奏されたなかったのでしょうかね。そうだと貴重な録音であります。因みにこのCDには、併せてモーツァルトの交響曲第25番と第38番が収められています。
しかし、このクーリックの演奏は、実に素晴らしい。この三曲とも、ベストに推したい気持ちです。モーツァルトの二曲もすごい演奏です。バイエルン放響は、明るい音色で明晰。ハイドンにはぴったりかも知れません。そして、実に巧さが光る。弦も非常にまとまり、細部までしっかりとしています。クーベリックも、ライブらしい緊張感とダイナミックな演奏、そしてオケの束ねる力量とうまさ、すべてにおいて素晴らしいのであります。終始、聴き惚れるのであります。ほんとに、モダンオケの醍醐味である。不満がありません。
第1楽章、序奏から優しい弦と剛毅な打楽器で始まり、木管も多少の憂い。そして主部に入っての主題。ハイドンのお決まりのコースでしたが、それも新鮮な印象でみずみずしく流れていく。私はこの主題大好きですねえ。胸がワクワクするような明るさが充満しております。クーベリックもそのあたりのツボをきちんと、であります。第2楽章、美しい緩徐楽章アダージョ。しっとりとした弦での少しの憂いを抱く旋律。分厚いオケに支えられながらの優しい弦が実にいい。このアダージョでは、バイエルン放響のよさが光ります。第三楽章メヌエット。古典派のメヌエットの理想形のよう。舞曲らしさが光り、全体的に非常にリズム感もよくチャーミング。中間部の伸びやかな美しさも素晴らしい。そして、終楽章。4分そこらの短い楽章ですが、バイエルン放響の各パートが実に生き生きと演奏。全体をまとめる楽章としてのクーベリックの気持ちも一層感じられ、ここでもこのオケの巧さが大いに光っています。
実は、このCD、モーツァルトの「プラハ」も実に素晴らしいのですが、今回は最近少ないハイドンを取り上げました。それはそれで、梅雨も明けて、いよいよ夏本番であります。実りの多い夏になりますように。
(ORFEO DOR C206 891B 1989年 輸入盤)
さて、トマトジュースの件ですが、私も、以前は、ジュースが苦手でした。もちろん、生のトマトは、大好きです。今は、ジュースも好きで、よく、呑んでいますが、食塩なしは、呑みにくいです。美味しくないというか、甘みがないというか。でも、今のトマト、見た目は綺麗で、完熟というのに、味は無いですね。大体、酸味が無い。昔のトマトは、あんなに、真っ赤ではありませんでしたが、香りが強く、酸味があり、味が、濃かった!いや、今の野菜は、見た目が一番なのですかね?まあ、とにかく、暑い!毎日です。