マリーンズ、頑張ってますね。現在、42勝29敗で堂々の2位。ホークスもなかなか好調ですが、今年は1位と2位のCS。ホークスには相性がいいので、十分に期待できますね。まず、小島や中村などの若手先発投手の成長。後ろにも失点0の唐川や益田がいい。打撃もマーティンや安田などの活躍。これに澤村が加入し、種市や荻野、福田などがケガから復帰すれば、益々期待できますねえ。しかし、ライオンズとイーグルスには弱い。このふたつには11勝18敗。ここになんとか勝ち越して欲しいですねえ。あと50試合を切りましたが、頑張れガンバレであります。
少し涼しくなってきましたが、今回はブラームスです。前回朝比奈さんのブルックナーを取り上げましたが、それと対極のような演奏であるバレンボイムを聴きたくなりました。私的にはバレンボイムの演奏は、どれもかなりの充実度で聴く度に、これはいいぞ、凄い演奏で、これを凌ぐものがあるかなあ、と思うのですが、なぜかその気持ちが長続きしないのです。というようなことは以前にも述べたことはあると思うのです…。
それで、ブルックナーを聴いて次にブラームスだ、と思って彼の交響曲全集を聴きました。どれも充実しているのですが、今回は交響曲第3番ヘ長調作品90であります。バレンボイムは、近年DGから手兵のSKBとの全集が発売されましたが、今回の演奏は1993,94年の録音のシカゴ響との全集からのものです。このSKBとの新録音も評判はいいようですので、また購入したいと思うのですが、旧録音のシカゴ響との演奏は、もう30年も前になりますが、いい絵演奏ですよね。
この3番は、1993年5月シカゴでの録音です。
バレンボイムは、今年御年77才。キャリアやレパートリーなどからも現代の指揮者の最高峰ですねえ。この全集を録音されたころは50才。1991年にシカゴ響、1992年からはSKBのそれぞれの音楽監督なり、バイロイトでは毎年出演するなど、もっとも旺盛な活動をされた時期ですねえ。
今から考えれば、カラヤン亡き後のBPOには、この人が就任するべきではなかなったか、と私は勝手に思っています。まあ、そんなことはどうでもいいことですが…。
さて、このブラームスです。まずはシカゴ響。ショルティが退いて直後の録音ですが、非常に優秀なオケですねえ。バレンボイムの意図を十二分に理解して、隅々まで行き届いた演奏を美音を駆使して展開しています。やはり独墺系のオケとは違う音色ですし、私的にはやはり独墺のくすんだような音に郷愁を感じますが、そうは言ってもこのオケの締まった音色は立派ですよねえ。そして、バレンボイムです。いつものことですが、自由なテンポ設定と、大胆なデフォルメ、そして、旺盛な生命力、どれも健在であります、加えて、細部に至るまでの細かい配慮が出色であります。一音たりとも疎かにせず、それが全体の充実を支えていることは明白です。実に立派なブラームスなんですねえ。ただ、それが至上の感動につながるかどうかは別なんですがね。
4曲の交響曲の中では、この3番が一番いいな、と思いました。一番芸風にあっているんでしょう。第1楽章から堂々とした直球が決まります。シカゴ響の合奏力も一縷のゆるみもありません、実に細部なで充実のブラームス。一片の不満もありません。第2楽章。この楽章は実にいい。抒情的な表情が極限にまで達し、それでいて客観性も維持している。オケは実に美しい。そんな演奏でうっとりとした陶酔感にい溢れていますねえ。それが第3楽章でも継続し、美しさに旋律美、も加わり、倍増されますねえ。オケの美しい音色を駆使し、木管金管そして弦がむせび泣くような演奏が心に染み込んできます。そして、終楽章。ここまでオケに凄さを指摘してきましたが、ここでも凝縮された美音が特に見事。それによってバレンボイムの曲への思いが存分に吐露されていることが認識させられる。そんな終楽章でも説得力をもっての演奏でありました。というように、終楽章に至るまで何の不満もない演奏。やはりバレンボイムは凄い。
この3番のあとにハイドン変奏曲が収められているんですが、それも立派でいい演奏です。SKBとの新録音も聴いてみたいと思うのでありました。暑さも少しましになってきましたが、夏の疲れを感じる今日この頃であります。
(Warner Classics 2564 61892-2 2005年 輸入盤)
少し涼しくなってきましたが、今回はブラームスです。前回朝比奈さんのブルックナーを取り上げましたが、それと対極のような演奏であるバレンボイムを聴きたくなりました。私的にはバレンボイムの演奏は、どれもかなりの充実度で聴く度に、これはいいぞ、凄い演奏で、これを凌ぐものがあるかなあ、と思うのですが、なぜかその気持ちが長続きしないのです。というようなことは以前にも述べたことはあると思うのです…。
それで、ブルックナーを聴いて次にブラームスだ、と思って彼の交響曲全集を聴きました。どれも充実しているのですが、今回は交響曲第3番ヘ長調作品90であります。バレンボイムは、近年DGから手兵のSKBとの全集が発売されましたが、今回の演奏は1993,94年の録音のシカゴ響との全集からのものです。このSKBとの新録音も評判はいいようですので、また購入したいと思うのですが、旧録音のシカゴ響との演奏は、もう30年も前になりますが、いい絵演奏ですよね。
この3番は、1993年5月シカゴでの録音です。
バレンボイムは、今年御年77才。キャリアやレパートリーなどからも現代の指揮者の最高峰ですねえ。この全集を録音されたころは50才。1991年にシカゴ響、1992年からはSKBのそれぞれの音楽監督なり、バイロイトでは毎年出演するなど、もっとも旺盛な活動をされた時期ですねえ。
今から考えれば、カラヤン亡き後のBPOには、この人が就任するべきではなかなったか、と私は勝手に思っています。まあ、そんなことはどうでもいいことですが…。
さて、このブラームスです。まずはシカゴ響。ショルティが退いて直後の録音ですが、非常に優秀なオケですねえ。バレンボイムの意図を十二分に理解して、隅々まで行き届いた演奏を美音を駆使して展開しています。やはり独墺系のオケとは違う音色ですし、私的にはやはり独墺のくすんだような音に郷愁を感じますが、そうは言ってもこのオケの締まった音色は立派ですよねえ。そして、バレンボイムです。いつものことですが、自由なテンポ設定と、大胆なデフォルメ、そして、旺盛な生命力、どれも健在であります、加えて、細部に至るまでの細かい配慮が出色であります。一音たりとも疎かにせず、それが全体の充実を支えていることは明白です。実に立派なブラームスなんですねえ。ただ、それが至上の感動につながるかどうかは別なんですがね。
4曲の交響曲の中では、この3番が一番いいな、と思いました。一番芸風にあっているんでしょう。第1楽章から堂々とした直球が決まります。シカゴ響の合奏力も一縷のゆるみもありません、実に細部なで充実のブラームス。一片の不満もありません。第2楽章。この楽章は実にいい。抒情的な表情が極限にまで達し、それでいて客観性も維持している。オケは実に美しい。そんな演奏でうっとりとした陶酔感にい溢れていますねえ。それが第3楽章でも継続し、美しさに旋律美、も加わり、倍増されますねえ。オケの美しい音色を駆使し、木管金管そして弦がむせび泣くような演奏が心に染み込んできます。そして、終楽章。ここまでオケに凄さを指摘してきましたが、ここでも凝縮された美音が特に見事。それによってバレンボイムの曲への思いが存分に吐露されていることが認識させられる。そんな終楽章でも説得力をもっての演奏でありました。というように、終楽章に至るまで何の不満もない演奏。やはりバレンボイムは凄い。
この3番のあとにハイドン変奏曲が収められているんですが、それも立派でいい演奏です。SKBとの新録音も聴いてみたいと思うのでありました。暑さも少しましになってきましたが、夏の疲れを感じる今日この頃であります。
(Warner Classics 2564 61892-2 2005年 輸入盤)
時々無性に聴きたくなります。
さて、バレンボイムのブラームスですか。CSOとの演奏で、悪かろう筈はないのですが、上手いからといって、感動するかと言えば、必ずしも、そうとは限りません。ブラームスを演奏するというのは、結構、難しいのかも知れません。
バレンボイムの指揮する姿を見たくて、YouTubeを見てみました。ありました!エルガーのチェロ協奏曲です。しかし、これは、チェロのデュプレを見る、動画でした。バレンボイムの指揮は、直立で、右手を大きく振り回し、やや、機械的です。それに比べ、身体を大きく動かし、感情移入が激しいのが、デュプレでした。この曲、デュプレのためにあるような、気がします。それこそ、感動大です。同じ、デュプレが出ている動画で、シューベルトの「鱒」が、ありました。バレンボイムのピアノ、パールマンのヴァイオリン、ズーカーマンのヴィオラ、メータ(指揮者の)のベース、そして、デュプレのチェロです。これも、デュプレが素晴らしい。若くして亡くなったのが、本当に残念ですが、録音は、結構、残しましたね。バレンボイムのコメントをと、思っていましたが、今日は、デュプレになってしまいました。失礼しました。
コロナ禍、またまた感染者が増加しつつあります。なんだか人の移動や経済優先は当たり前のコトのようになってきました。こんなときだからこそ、感染予防をしっかりしなければ、と思う今日この頃です。またご教示ください。