安倍さんの後継は、菅さんみたいですね。朝日新聞の世論調査では石破さんがトップでしたが、菅さんが急浮上で38%の支持。岸田さんは頑張ってきたのにね。少々かわいそう。石破さんは、こうまで支持がないのは、夜のつきあいが悪いから?。一方で、安倍さん政治の評価については、71%が評価する、評価しないは28%ということ。同情票も多いのかも知れませんが、どうなんでしょうねえ。まあ、そういう意見が多いとは、少し意外でしたね。
まあ、それはそれとして、今回はブルックナーです。このブログでも65件の投稿。私は、今頃言うのも変ですが、この作曲家は好きですねえ。この人、11曲の交響曲とミサ曲くらいしか曲がないのですが、それらを取っ替え引っ替え聴いております。交響曲の取り上げ実績を整理してみますと、次のようになります。1番=0、2番=1、3番=5、4番=20、5番=8、6番=2、7番=8、8番=4、9番=11、ということです。4番が圧倒的に多いです。この曲を知ってから半世紀の年月が経ちますが、やはり一番好きな曲ですねえ。それとは逆に、意外に少ないのが8番なんですね。世間的には、ブルックナーの一番の名曲と言われるし、ある人によれば古今東西の交響曲の中でも最高の曲であるとも言われています。しかし、私的にはそれほど好きではないんですねえ。
それは、後半の2楽章に理由はあるんですね。この曲は80分以上かかります。前半の2楽章で30分少し。後半の2楽章で50分以上。前半の2楽章はそれほどでもないんですが、後半が特に長い。もしかすると、この曲の良さがわかってないのかも知れません。特に、後半になるとけっこうしんどくなって、曲を聴く力が維持できないことが多いのです。この曲のCDは二枚組が多いのですが、一枚目でお腹いっぱいになってしまうのであります。途中で睡魔が襲ってきたが、それがさめたあとも同じ曲が流れていた、ってところでしょうかね。
それはさておき、これまでこの曲は、ヴァント、カラヤン、フルトヴェングラー、スクロヴァチェフスキの演奏を取り上げました。 今回は朝比奈隆の演奏です。朝比奈さんのこの8番のCDは、なんと13種類もあります。なんでも、総演奏の1/3はCDなどで残されているそうです。いやはや驚きです。私もかなりの演奏を持っているのですが、なかなかすべての特徴を理解はしていないのが現状です。これらの中から、もっともよく聴くのが、1983年9月14日東京カテドラル教会でのライブ録音です。これは朝比奈さんの二度目のVictorからのブルックナー全集に収められているもの。その理由は、これが朝比奈さんの8番を聴いた最初だったからです。
私は、けっこう朝比奈さんの若いときの演奏が好きなんです。この1983年のライブも比較的若いときのもの。やっぱり若いときの演奏には、1990年代以降のものにはない、覇気や勢いや凝縮力がありますねえ。大フィルもその合奏力はのちに比べると劣るとも言われますが、CDで聴く限りでは、それほど気にありません。特に、この演奏が残響が豊かな教会でのものなので、それでうまくブレンドされているのかもしれません。そして、この演奏は、まず演奏に力がこもっており、それは最晩年の演奏では聴けないもの。また、ゆったりとしたテンポであり、たいそうな安定感です。そして、まさにインテンポ。ややもすれば、冗長になりがちだが、力強さがそれを救っています。そして、特に強い個性が感じないのですが、その巨大なスケール感や仰ぎ見る威容は他ではなかなか聴けないものですねえ。
第1楽章、非常に分厚い管弦楽でゆったりとズンズンと進む。目を見張る威容は朝比奈さんらしい。第2楽章、若干途切れそうになるが、教会の音響がいいように作用しているよう。中間部のゆったり感は、特筆すべきもの。第3楽章、ここでもゆったり感が全体を支配、それが旋律をやさしく、慈しむように歌っています。教会の音響もプラスになっています。管楽器に響きも美しい。そして終楽章。ここでは怒涛の進撃は聴けないが、スケールが大きく、それでいてしっかりと歌い上げる旋律の凄さを実感します。生で聴いたら、と思わずにはおれません。
朝比奈さんが亡くなってもう20年ですね。タワーさんによる、朝比奈さんのベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの録音をSACD化が進んでいます。この8番も含まれている全集もシングルレイヤー化されたので、思わず買ってしまいました。ずいぶんいい音になりましたね。でも、今回は旧盤で、ということで。
(Victor VDC-5013/4 1985年)
まあ、それはそれとして、今回はブルックナーです。このブログでも65件の投稿。私は、今頃言うのも変ですが、この作曲家は好きですねえ。この人、11曲の交響曲とミサ曲くらいしか曲がないのですが、それらを取っ替え引っ替え聴いております。交響曲の取り上げ実績を整理してみますと、次のようになります。1番=0、2番=1、3番=5、4番=20、5番=8、6番=2、7番=8、8番=4、9番=11、ということです。4番が圧倒的に多いです。この曲を知ってから半世紀の年月が経ちますが、やはり一番好きな曲ですねえ。それとは逆に、意外に少ないのが8番なんですね。世間的には、ブルックナーの一番の名曲と言われるし、ある人によれば古今東西の交響曲の中でも最高の曲であるとも言われています。しかし、私的にはそれほど好きではないんですねえ。
それは、後半の2楽章に理由はあるんですね。この曲は80分以上かかります。前半の2楽章で30分少し。後半の2楽章で50分以上。前半の2楽章はそれほどでもないんですが、後半が特に長い。もしかすると、この曲の良さがわかってないのかも知れません。特に、後半になるとけっこうしんどくなって、曲を聴く力が維持できないことが多いのです。この曲のCDは二枚組が多いのですが、一枚目でお腹いっぱいになってしまうのであります。途中で睡魔が襲ってきたが、それがさめたあとも同じ曲が流れていた、ってところでしょうかね。
それはさておき、これまでこの曲は、ヴァント、カラヤン、フルトヴェングラー、スクロヴァチェフスキの演奏を取り上げました。 今回は朝比奈隆の演奏です。朝比奈さんのこの8番のCDは、なんと13種類もあります。なんでも、総演奏の1/3はCDなどで残されているそうです。いやはや驚きです。私もかなりの演奏を持っているのですが、なかなかすべての特徴を理解はしていないのが現状です。これらの中から、もっともよく聴くのが、1983年9月14日東京カテドラル教会でのライブ録音です。これは朝比奈さんの二度目のVictorからのブルックナー全集に収められているもの。その理由は、これが朝比奈さんの8番を聴いた最初だったからです。
私は、けっこう朝比奈さんの若いときの演奏が好きなんです。この1983年のライブも比較的若いときのもの。やっぱり若いときの演奏には、1990年代以降のものにはない、覇気や勢いや凝縮力がありますねえ。大フィルもその合奏力はのちに比べると劣るとも言われますが、CDで聴く限りでは、それほど気にありません。特に、この演奏が残響が豊かな教会でのものなので、それでうまくブレンドされているのかもしれません。そして、この演奏は、まず演奏に力がこもっており、それは最晩年の演奏では聴けないもの。また、ゆったりとしたテンポであり、たいそうな安定感です。そして、まさにインテンポ。ややもすれば、冗長になりがちだが、力強さがそれを救っています。そして、特に強い個性が感じないのですが、その巨大なスケール感や仰ぎ見る威容は他ではなかなか聴けないものですねえ。
第1楽章、非常に分厚い管弦楽でゆったりとズンズンと進む。目を見張る威容は朝比奈さんらしい。第2楽章、若干途切れそうになるが、教会の音響がいいように作用しているよう。中間部のゆったり感は、特筆すべきもの。第3楽章、ここでもゆったり感が全体を支配、それが旋律をやさしく、慈しむように歌っています。教会の音響もプラスになっています。管楽器に響きも美しい。そして終楽章。ここでは怒涛の進撃は聴けないが、スケールが大きく、それでいてしっかりと歌い上げる旋律の凄さを実感します。生で聴いたら、と思わずにはおれません。
朝比奈さんが亡くなってもう20年ですね。タワーさんによる、朝比奈さんのベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの録音をSACD化が進んでいます。この8番も含まれている全集もシングルレイヤー化されたので、思わず買ってしまいました。ずいぶんいい音になりましたね。でも、今回は旧盤で、ということで。
(Victor VDC-5013/4 1985年)
さて、ロッテは、頑張っていますね。王者、SBはやはり、抜群の強さですが、巨人から沢村も入って、ロッテも放されないように、ついていかなければなりません。先輩、美馬もいるので、沢村も一皮剥けて、頑張ると思います。でも、巨人も強いですね。ロッテから移籍した香月も、年俸650万らしい(沢村は1億5400万)ですが、大いに期待できますね。
マリーンズ、好調です。やはり4番の安田くんがもっともっと打って欲しいですね。
またご教示ください。