8月に入って、台風などの影響で雨が多いです。6日の広島の平和式典も雨の中でした。いつもはうだるような暑さの中なのにねえ。高知県の大雨被害も深刻でした。週末には台風11号も直撃することもあり、なかなか安定しませんし、大雨などの被害も心配です。私は来週から岡山にお盆で帰省いたします。今年は10日が日曜なので、それから帰って4日を過ごそうと思います。仕事からの離れ、久々にゆっくりできたら、いいのですが…。どうでしょうか。(8月6日に書きました)
ということで、今回はハイドンの弦楽四重奏曲。バッハのカンタータとならんで、ボツボツと聴いているのであります。なんせ数が多いのと、忘れた頃に聴くという傾向が強いので、なかなか進みませんねえ。でも、落ち着いて無名(私が知らないだけという曲もたくさんあります)の曲でも聴くと、いい曲がたくさんありますし、そんな曲ばかりと思いますね。とにかくしっかり聴いていきましょう。
それで、今回は弦楽四重奏曲第63番ハ長調作品64-1であります。これは「第三トスト四重奏曲」といわれている6曲の弦楽四重奏曲の1曲目。この6曲中5曲目の第67番ニ長調が「ひばり」と呼ばれている曲であります。これらは、エステルハージー家に仕えたマリア・アンナ・イェルリシェックという女性が結婚したヨハン・トストのために作曲したものと言われています。1790年に作曲されています。全曲でも約20分ほどの曲
第1楽章 Allegro moderato ソナタ形式
第2楽章 Menuetto Allegretto ma non troppo メヌエット
第3楽章 Allegretto scherzando 変奏曲
第4楽章 Presto ソナタ形式
この曲の演奏は、エオリアン弦楽四重奏団が1972~76年にロンドンで録音した全集からのもの。この四重奏団それほど知らないのですが、1927年に創設された英国でも有数の歴史を誇る名門四重奏団ということ。ニュー・フィルハーモニア管弦楽団のコンサートマスターであったエマニュエル・ハーウィッツがリーダーに招かれて、この全集の録音を成し遂げたそうです。
私は、低音が効いている演奏が、けっこう好きでして、このエオリアンSQの演奏、低音がよく響いております。録音のお陰ということもあるかもしれませんが、この低音のズンズンというところはいいですねえ。音が、けっこう硬めなんですが、音色は渋いです。そして、堅実な演奏であります。時たま音程が…、というところがあったりはしますが、まあ地味な曲ではあります。
第1楽章、旋律的には、もっとも印象に残る。軽快に旋律を歌う。リズミカルなところもあり、小さく型に収まっている印象があります。第2楽章、メヌエットとしては、ゆっくり目であり、メヌエットの愉悦感を感じないところが少し残念ではあります。また、軽快さもそれほど感じないようですねえ。第3楽章、主題が幾度となく繰り返され、雰囲気的にはメヌエットかいな、とも思ってしまうようにおもうこともある。低音部が充実しています。第4楽章、この楽章が一番聴き応えがありますね。対位法的な箇所もいいです。躍動感があり、楽しい演奏があります。第一ヴァイオリンもいいです。
本来なら、三日前に出すつもりでしたが、諸般の事情で遅れてしまいました。そうしているうちに、台風11号は四国に上陸せんとしております。そのお陰で、10日は岡山に帰ることができなくなりそうであります。
(DECCA 4781267 2009年 輸入盤)
ということで、今回はハイドンの弦楽四重奏曲。バッハのカンタータとならんで、ボツボツと聴いているのであります。なんせ数が多いのと、忘れた頃に聴くという傾向が強いので、なかなか進みませんねえ。でも、落ち着いて無名(私が知らないだけという曲もたくさんあります)の曲でも聴くと、いい曲がたくさんありますし、そんな曲ばかりと思いますね。とにかくしっかり聴いていきましょう。
それで、今回は弦楽四重奏曲第63番ハ長調作品64-1であります。これは「第三トスト四重奏曲」といわれている6曲の弦楽四重奏曲の1曲目。この6曲中5曲目の第67番ニ長調が「ひばり」と呼ばれている曲であります。これらは、エステルハージー家に仕えたマリア・アンナ・イェルリシェックという女性が結婚したヨハン・トストのために作曲したものと言われています。1790年に作曲されています。全曲でも約20分ほどの曲
第1楽章 Allegro moderato ソナタ形式
第2楽章 Menuetto Allegretto ma non troppo メヌエット
第3楽章 Allegretto scherzando 変奏曲
第4楽章 Presto ソナタ形式
この曲の演奏は、エオリアン弦楽四重奏団が1972~76年にロンドンで録音した全集からのもの。この四重奏団それほど知らないのですが、1927年に創設された英国でも有数の歴史を誇る名門四重奏団ということ。ニュー・フィルハーモニア管弦楽団のコンサートマスターであったエマニュエル・ハーウィッツがリーダーに招かれて、この全集の録音を成し遂げたそうです。
私は、低音が効いている演奏が、けっこう好きでして、このエオリアンSQの演奏、低音がよく響いております。録音のお陰ということもあるかもしれませんが、この低音のズンズンというところはいいですねえ。音が、けっこう硬めなんですが、音色は渋いです。そして、堅実な演奏であります。時たま音程が…、というところがあったりはしますが、まあ地味な曲ではあります。
第1楽章、旋律的には、もっとも印象に残る。軽快に旋律を歌う。リズミカルなところもあり、小さく型に収まっている印象があります。第2楽章、メヌエットとしては、ゆっくり目であり、メヌエットの愉悦感を感じないところが少し残念ではあります。また、軽快さもそれほど感じないようですねえ。第3楽章、主題が幾度となく繰り返され、雰囲気的にはメヌエットかいな、とも思ってしまうようにおもうこともある。低音部が充実しています。第4楽章、この楽章が一番聴き応えがありますね。対位法的な箇所もいいです。躍動感があり、楽しい演奏があります。第一ヴァイオリンもいいです。
本来なら、三日前に出すつもりでしたが、諸般の事情で遅れてしまいました。そうしているうちに、台風11号は四国に上陸せんとしております。そのお陰で、10日は岡山に帰ることができなくなりそうであります。
(DECCA 4781267 2009年 輸入盤)
ハイドンの弦楽四重奏曲は、私も何曲かは大好きです。聴けばみんな面白いような気がします。この63番は知りません。ブログ記事を読ませていただくと、聴きたくなりますね。
弦楽四重奏曲集を、あらためて買おうかな。