ANDANTE 〜アンダンテ〜

海と犬と猫とローラーカナリアと

五山送り火と愛猫

2010-08-16 18:49:12 | 日常

       
       今日の北斗 やっと涼しくなって…

今日は各地で猛暑のニュース…
普段は暑さがピークになる3時以降にエアコンを入れるのですが、今日は1時過ぎ、北斗、ご飯を食べたあとから、ひどく暑がりだしました。
珍しく舌をちょっと出し…

       
       舌がちょびっと出ています…(汗)

元気な頃は舌をいっぱい出してハァハァして温度を下げてたけれど、今はちょっとしか出せないのかなぁ?
慌てて「ピッ」して30分ほどで落ち着きました。
しかし~、心臓発作のハァハァと暑さからくるハァハァは見分けつき難いです。今日は心臓の薬を飲んだ後だったので、暑さのせいと思いましたが…
今度、見分け方を先生に尋ねてみよう、と。

さて…
今日16日、京都では「五山送り火」があります。いわゆる「大文字焼き」。
子供の頃の数年、京都に住んでいて、社宅の屋上から五山すべての送り火を見ることができました。全部見れるなんてすご~い!っと子供ながらに感激したものです。
その後引越し、五山送り火を毎年見ることはなくなりましたが、レストランでの「送り火を見ながらの食事会」とか「送り火見学バスツアー」とかにちょくちょく参加し、それなりに送り火に親しんできました。

でも、12年前から、この日は愛猫を偲ぶ日にもなりました。
私が初めて飼った猫のフラニー、15歳11ヶ月16日で送り火の日に旅立ったのです。

チンチラ・シルバーのフラニー。
シャイでどちらかというとキツイ(笑)女の子でしたが、子育ては見事でした。4回お産し、17匹の子猫を全員無事に育て上げたのです。どの子にも分け隔てない愛情を注いでいました。普通は、本能からか、母猫は大きい子をかわいがったりするのだそうです。フラニーの場合は、産婆で乳母の私の手助けもありましたが…(笑)
お産はいつでもハラハラドキドキでしたが、感動でもありました。なかには逆子で羊水が破れ、脚が出たり入ったりしている子の脚を持っていきみに合わせて引っ張りだしたこともありました。すでに仮死状態でしたが、ティッシュを口に入れ、鼻を拭い、息を吹き返したときは本当にホッとしました。
4度目のお産では、フラニーが産気づいたとき、私は仕事で外出していました。母からその知らせを受けて慌てて帰宅すると、私を待っていたフラニー、私の顔を見ると安心して産箱に入りました。けれど、着替えに2Fに上がると産気づいた大きなお腹を抱えながら私についてきて、私の顔を見て大きな声で「ニャアー!!!」。
慌てて抱っこして戻り、産箱に入れた途端、お産が始まりました…(汗) ある方から、猫は一度お産を手伝ってもらうと、それ以降のお産も頼るようになる、と言われたっけ…(笑)

       
       2度目の子育て中のフラニー

       
       大きくなって産箱からでてくるようになった子猫たちを見守るフラニー

       
       初めて育てた子猫たち

そんなフラニーも12歳を過ぎた頃から腎臓の機能が衰えてきました。腎不全ではなかったのですが、10日おきに補液に通った時期もありました。でも、だんだん補液をしたあとに針が入ったところが10円玉くらいの瘡蓋になるようになり、痛々しい姿でした。
亡くなる5日前、食べたものを戻したので病院に連れて行くと、覚悟するようにと言われました。亡くなる日の朝、病院から帰るとき、いつもは車に乗っていても自宅から100mあたりから家が近いとわかるのか「ニャー」と言うのが、その日は声も発せず… 帰り着き、寝かせ、まだ暫くは大丈夫だろうと思って、ご神水を汲みに行き、戻ったところを母からフラニーが逝ったと告げられたのです。 
ほんの20分ほど留守しただけだったのに、その間に逝っちゃうなんて… 後悔ばかりでした。
でも、今は、フラニーは逝く姿を私に見せたくなかったのかもなぁ、それがきっとフラニーが選んだ逝きかただったのだろうな、と思えるようになっています。

       
       おばあちゃんになったフラニー なんて格好?(笑)

五山送り火、こちらのサイトで動画が見れます。

フラニーを偲び、ウチで旅立った子たちを偲び、送り火を見たいと思います。

コメント (8)
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