ウチの紫陽花
今日は母の祥月命日です。
そして、ミルちゃんの3回目の月命日。
数日前から心が千々に乱れています・・・
11歳のミル(撮影:2011年7月28日)
ミルちゃんが旅立ってからなんだかんだと忙しく過ごしていました。でも、心は抜け殻のようでした。
ひと月前にミルちゃんの気配をほとんど感じることがないと記しましたが、相変わらずそうなのです。
夢も2回ほど見たのですが、それっきり・・・(ToT)
頑張りすぎるほど頑張ったから、きっと今はまだ休息しているんだよ、と夫さん。
「休息中〜」(撮影:2011年6月25日)
私はいまだにミルちゃんに謝っています。
頑張らせてごめんね、と。
穏やかに過ごさせることを目指していたはずなのに、色々とお薬を飲ませたり輸液をしたりして、かえって辛い思いを長引かせてしまって本当にごめんね、と。
ミルちゃんは私たちの気持ちを汲んで精一杯頑張ってくれました。
叶うならば月誕生日を迎えて欲しいという願いを叶え、それから4日も私たちのそばにいてくれました。
何度も死線を彷徨いながら復活してくれました。
本当にすごい子でした。
「すごい子ですか〜?」(撮影:2011年8月5日)
コメントをくださるななだいさんのブログでペットのエンジェルタイムのことを知りました。
エンジェルタイムとは、死期を悟ったペットが飼い主にいつも以上に甘えたり、最後の力を振り絞って元気な姿を見せるなどの行動を取って、飼い主の別れの挨拶をする時間のことを言うのだそうです。
ななだいさんのななちゃんも亡くなる3日ほど前からななだいさんご夫妻の姿を見かける度に可愛らしい声で鳴き、ご飯も良く食べたのだとか。そのときがエンジェルタイムだった、ななちゃんは一所懸命にお別れの挨拶をしていたのだ、と思われたそうです。
ミルちゃんの場合はいつがエンジェルタイムだったのかとずっと考えていました。
今から思うと、2月17日に抜歯手術をして生還し、それからミルちゃんのエンジェルタイムが始まったのだと思います。
抜歯後、しっかりご飯を食べて私たちを安心させてくれました。
傷口の膿も止まり、久しぶりに夫さんに甘えてグルグルも言いました。
穴が空いていた傷も塞がってきて、快復を期待させてくれました。(手術後の経過についてはこちら)
ところが、抜歯後10日が過ぎてから、だんだん食欲を失い、抜歯3週間が経った頃にはガクンと調子が落ち・・・
深夜にもうダメかと抱きながら泣きながら「もういいよ、いっぱい頑張ってくれてありがとう、ありがとう」と語りかけ・・・
そんなことが二度ほどありました。
そんな状態でも21歳3か月の月誕生日を迎えることができ、奇跡だと思いました。
穴が空いていた頬の傷もほとんど塞がりました。
そして3日後の3月17日にもう一度奇跡を見せてくれ、その翌日に旅立ちました。
私たちはこの間のミルちゃんの生きる様に崇高さを見ました。
このような経過からこの4週間がミルちゃんのエンジェルタイムだったと思います。
最後の力を振り絞って快復を思わせる元気な姿を見せ、それから時間をかけて私たちにお別れの覚悟をもたせてくれたのです。
亡くなる3日ほど前には横たわったまま、そばで見守っていた夫さんに「ニャッニャッ」と鳴きました。ちょうど部屋に戻ってきた私もその声を聞きました。本当に久しぶりに聞いた、そして最後のミルちゃんの声。
あれが私たちへの力を振り絞っての挨拶だったのでしょうか。
やっぱりあっぱれミルちゃんです。
「あっぱれですか〜?」(撮影:2011年8月10日)
そろそろちゃんと気持ちを切り替えなければと思います。
そうじゃないとミルちゃんも悲しむしがっかりするのではないか、と。
これからもきっとミルちゃんを思って泣くのでしょうが、そう心がけるだけでも一歩進むことになるのかな・・・?
「きっとそうだよ、お姉ちゃん」(撮影:2017年10月28日)
ミルちゃん、ゆっくり休憩してね。
心置きなく休んだら、いつか私たちに姿を見せに来てね。
ミルちゃん、ずっとずっと大好きだよ、愛しているよ♡