猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

桜 さくら サクラ

2010-04-08 23:45:14 | Weblog
    わたしたちが日ごろ散策する川べりの道で桜が開き始めました。
    東京で花見をすませたばかりなので、二度目の楽しみというところでしょうか。
    夫は三度目の桜を日光で観るつもりらしいです。
    角館までいけばさらに……などと欲張ったことをいっています。

    それでいて……。
    わたしのように桜の花をすなおに観賞し、愛でればいいものを
    「桜はその幹のゴツゴツした黒い木肌がいい」なんていいだします。
    あの樹木としての黒が、桜の花の色をきわだたせているのは確かかもしれません。
    でもわたしはやはり薄いピンクの花の集まり、
    そしてはかなく散っていく風情がすきです。

    人は毎年かわっていきますが、
    堤の桜のいつに変わらぬ満開の風情は目前に迫っています。
    桜にカメラを向けながら夫と過ごしてきた流転の来し方を思い、
    パチッとシャッターをきっていたら
    「おおい、こっちは八分咲きだよ」ですって。
    皮肉なことをいったのを、はやくも反省しているようです。
    わたしは、夫の呼び声にこたえるために、小走りにはしりだしました。