4月14日
このところ寒気で遅れていた桜がやっと満開になった。
いつもの川沿いの散歩道も桜のトンネル。
爛漫と咲き誇っている。
これから街のほかの桜の名所へも行こうということになった。
街を横断する長い散歩となった。
水ぬるむ
空にはくらげが泳いでいた。
でもそのかいあって小高い山の上の、
野球場の周りに植わっている桜も花霞。
昼時とあってサラリーマン、OLでにぎわっていた。
ここの桜は堂々とした古木が寄り添い枝を差し交わしている。
一本の古木に目が釘付けになった。
太い幹には青いコケが生え、黒々としている。
桜の精が宿っているよう……。
黒い幹や枝が薄紅の花びらをいっそう際立たせている。
桜の木の下には屍体が埋まっている……。
まさにそんな感じがする樹形だった。
春爛漫桜にうかれ、春風に乗ってどこまでも空想が広がりそう。
花びらとしべが上品な華やかさをかもしだして
ほかの桜を見ても先ほどの桜の古木が脳裏に焼きついている。
このところ寒気で遅れていた桜がやっと満開になった。
いつもの川沿いの散歩道も桜のトンネル。
爛漫と咲き誇っている。
これから街のほかの桜の名所へも行こうということになった。
街を横断する長い散歩となった。
水ぬるむ
空にはくらげが泳いでいた。
でもそのかいあって小高い山の上の、
野球場の周りに植わっている桜も花霞。
昼時とあってサラリーマン、OLでにぎわっていた。
ここの桜は堂々とした古木が寄り添い枝を差し交わしている。
一本の古木に目が釘付けになった。
太い幹には青いコケが生え、黒々としている。
桜の精が宿っているよう……。
黒い幹や枝が薄紅の花びらをいっそう際立たせている。
桜の木の下には屍体が埋まっている……。
まさにそんな感じがする樹形だった。
春爛漫桜にうかれ、春風に乗ってどこまでも空想が広がりそう。
花びらとしべが上品な華やかさをかもしだして
ほかの桜を見ても先ほどの桜の古木が脳裏に焼きついている。