猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

静かなる詩情

2008-12-01 22:50:59 | Weblog
11月29日 土曜日
■上野までひさしぶりに絵を観にでかけた。

■国立西洋美術館で前世紀初頭に物故したデンマークの作家、ヴィルヘルム・ハンマースホイの「静かなる詩情」がお目当てだった。

■じつは、テレビでみるまで不覚にもこの画家のことはしらなかった。
昨年鑑賞した、フェルメールを思わせると紹介された。それをきいただけで絵のすきなわたしの心はときめいた。
さらにラ・トゥールの静謐をかねそなえた画家であるときいては血が騒いだ。

■上野の森は秋の終わり。初冬の雰囲気をただよわせていた。
途中でちょっと道草。これがまたたのしかった。
猫ちゃんとの出会いがあった。
森を逍遙しているひとたちの猫にそそぐ眼差しがなんとやさしかったことか。

       

       

       

       

■銀杏の黄葉もすばらしかった。空は澄んだ青空。

       

■すでにして周囲の風物が「静かなる詩情」をただよわせていた。

■妻のイーダの後姿。襟足の美しさは東洋的な静謐をかもしだしていた。

    背を向けた若い女性のいる室内
       

    陽光習作
       

■この静かさは薔薇の花の美しさに相通じるものがあった。

■至高の芸術とは人をただ静かにするだけである。というある作家のことばをおもいおこさせるような絵だった。

■ずーと咲き続けいいるアンジュラ

       

              


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2 コメント

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鑑賞 (たまちゃん)
2008-12-02 21:57:57
絵画にしろ、音楽にしろ鑑賞は心を豊かにしてくれるので、機会があれば行きたいと思っています。mimaさん、今回も素晴らしかったようですね。伝わってきます。フェルメールの描く女性もオランダの風景も素晴らしいですものね。
mimaさんの詩的な文に登場した猫さん達もどこか、絵心を持った猫さん達にみえてしまいました。至高の芸術・・レオナルドも絵画の事をこういってるような気がしましたが、今日のmima
さんのブログは本当に至高の芸術だと感じました。
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心を豊かに (mima)
2008-12-04 00:40:44
たまさんこんばんは。
一流の絵や音楽を鑑賞するのは楽しいものですね。
心が豊かになりますよね。
猫ちゃんたち本当に可愛かったです。
展覧会の絵も素晴らしいものでした。
600円の複製写真を買ってきて額にいれ楽しんでいます(笑)
けっこう楽しめるものですね。

いつも応援、コメント、お褒めの言葉ありがとうございます。
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