民宿本間のブログ

世界自然遺産知床羅臼から情報発信 

流氷が戻って・・・・・・・

2011-03-27 19:49:06 | Weblog
朝の気温は-1.5℃の所暖かい日が続いておりましたのでキリットした

寒さ???に感じましたが、朝食を食べて茶碗を洗おうとして沖を見たら

“あれ吃驚流氷が接岸しそう”とお父さんに言ったら「お母さん朝起きた

時から流氷が有ったよ」と言われても流氷など無いと言う目で見ていた私は

心で流氷を見ていなかったようで、本当に吃驚した。

10時ごろには民宿の前に接岸してしまった~~~この時期の流氷があれば

此れが鞍掛アザラシに繋がる・・・・今度こそアザラシを見に出かけるぞ

一つずつ仕事をかたずけ誘われたら用意ドンだ~~~~

今年は迄だ一度も船に乗っていない・・・・今度こそ今年こそシャチにも

会いたいな!!!

流氷を送った、やっと今日の配達になった「お母さんオンザロック

飲んでいるよ、有難う」という電話が有った間に合ってよかったな・・・


石田君は久し振りの山へ行ったようですよ

斜里岳北稜


斜里岳を北稜ルートから目指したが、頂上には届かず。
次回の課題となりました。



BC(H700)から斜里岳北壁を望む。北稜は左のギザギザ尾根。
アプローチの前日は見えていたのだが。。。



翌日アタックに出るも、北風冷たく稜線はガスの中。
おまけにフカフカの深雪でラッセルに苦しみペースは上がらず。
アックスやアイゼンは新雪に埋もれて効かない!登攀というよりは雪を漕いでいるみたいだ。



H1350大槍で一瞬ガスが取れ、北稜が姿を現す。
風は強く、厳冬期の体感温度。パートナーの髭は凍り付いて真っ白になっていた。
残り時間や体力、雪の状態を考え、無念だが引き返しを決断。



新雪に足をとられないように慎重に下降。
スキーを履いてからは、快適なパウダー!
でも疲労と重荷で楽しむ余裕はなく、さっさと下山する。

雪解けが急速に進む中、これだけの雪が斜里岳北面には残っていた。
登頂はできなかったが、厳冬期の緊張した登山を味わうことができました。

行動記録
3/26 13:00斜里豊里~16:00玉石沢H700BC設営
3/27 6:30BC~11:00H1350大槍~12:30BC撤収13:00~14:30豊里




観光船は今期の営業を終了したが、船の整備をして夏季の操業に入るのは
4月14日から、又のご利用をお願い致します。

冬季最終便


本日は9時便出航でした。
流氷は港の目の前に広範囲で広がっておりました。

流氷に到達する前に、水辺にはハシブトウミガラスが
たーーーっくさん集まっていましたよ。



20羽~30羽の群れがあちこちに!!日差しがあたりキラキラ白黒がとても綺麗でした。



流氷が湾状になっているところでは、ミンククジラが3頭
船の周りをゆっくり泳いでいました。



久しぶりに流氷上のオジロワシ。



アザラシは、4頭確認。こちらは唯一近くで見られた、ゴマフアザラシ。



その他、クラカケアザラシも見られました海面に頭を出していました。

そして本日をもちまして、冬季シーズンは終了となります。
ご利用頂きましたお客様、誠にありがとうございます。
3月29日から船体整備期間に入ります。
運行開始は4月16日からを予定しておりますので、
夏季シーズンもどうぞよろしくお願い致します。