民宿本間のブログ

世界自然遺産知床羅臼から情報発信 

流氷を見たくって・・・・・

2012-03-06 15:46:14 | Weblog
昨夜見えたお客さんは何故この季節に羅臼なのと聞いたら「流氷が見たかったから

と即答で帰って来る。

流氷よりもオオワシとオジロワシがまとかと思いましたが純然たる流氷と言う方も居るんだな

と思いました、早朝便の観光船に乗り思う存分堪能した様子。


大事に至らず何よりでした

大雪・通行止め・雪崩


今回の低気圧、まだ風は出ていないものの、しんしんと雪が降り積もっています。

番屋前の道路は3/6 17:00に通行止となりました。

通行止めは予想していたので、今日は早めに帰宅しました。
そして晩御飯でも食べようかとその時、

ズン!

番屋の裏で何かが落ちた音。
最初は、屋根の雪が落ちたのかなあ、と思ったが屋根にはまだそれほど積もっていないはず。
気になって外に出てみると


裏の斜面が雪崩れていた!


元々雪も多かったのですが、これで番屋の一階部分はデブリでほとんど埋まってしまいました。
破断面30cmくらいの表層雪崩です。

建物の被害がなくてホントに良かったです。
裏の松の木がなかったら直撃でしょう。いい場所に植林してくれてます。

昨日までの晴天で表面がカチカチになった雪の上に今日の湿った重い雪。
雪崩が起きる条件がそろっていました。
羅臼の町でも雪崩で道路が通れない箇所もあるそうです。


そして、道東は吹雪であちこち道路が止まっていみたいですね。

北海道地区 道路情報

寒さのピークは過ぎたけど、まだまだ厳しい冬は終わりません!



天候の良くない中御苦労さまです、鷲と流氷で感動してきた我が家のお客さん思い出に
残った様ですよ。

少ないと言っても70羽


本日は、お客様の需要がなく…早朝便1便で終了でした(泣)
夜中から雪が降り続いていたので、結構積もりましたね。
視界が悪いため、少し明るくなってから5時半出航です!



お客様からの質問で『ワシたちは寝るときどこで寝るの?ずっと流氷にいるの?』
と聞かれることがあります。
船が流氷に到達するころには、氷上にはすでにワシが止まっていることがありますが、
ワシたちは山の木に止まっており、船が出たり、カモメなどが集まっているところを見て
木から飛んでくるんです。



なので、本日は流氷帯は港から約3.5キロのところと近くにあったのですが
雪が深々と降り続き視界が悪かったため、目で船を確認しているワシたちは
ほとんど現れず、オオワシ・オジロワシ合わせて約70羽集まりました。
『視界が悪いからワシも集まらんな』と他社の船と無線で会話をしていましたが
それでもちゃんとワシたちは見ているんです。



海面はシャーベット状に凍っていたので、アザラシが顔を出すと意外と目立ちます^^
本日は行き帰り共に2頭ずつゴマフアザラシを発見♪
浮いているアザラシはなかなか写真に収められません…(汗)