一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

住宅の失敗談とその後…

2006年11月24日 10時46分11秒 | 建築家の日記
おはようございます、腰痛が続いて車の運転ができない清水です。


先日、外壁の擬石の失敗について、お話しました。その後、どうなったかをお話しましょう。外壁の高さで9Mくらいまで張り込んだため、将来の落下が心配で天然石ではなく、擬石を選んだのですが、実物の目地の色と擬石の色がほとんど同じで見映えが悪く失敗しました。

何とかしようと、メーカー、様々な業者、職人、手当たり次第にいろいろお願いし、知恵を借り相談しましたが、最終的にメーカーに現場で再塗装してもらうことになりました。工期の関係で、足場を外さねばならなかったのですが、足場を外すと、高い位置にある上部の再塗装は無理です。しかし、足場を外さねば外構工事ができず、引越しの期限もあり、まさにギリギリまで手配と交渉の繰り返しでした。最後の最後で、何とかなりました。


塗装には、海外からの色粉がその日に現場に到着しました。午後から足場の解体が控えていたため、3人の職人さんでそれまでに、どうしても足場が必要な部分の下塗りと仕上げを行いました。2日目は、その他の部分の下塗りと仕上げ。3日目は、さらに細かい要求をお願いして、目の前に見える下のほうの部分については細部までの濃淡付けの塗装の仕事を試行錯誤してもらいました。

どうにかこうにか格好も付き、メーカーの仕事で塗装の剥がれの心配も回避できました。


ミタス一級建築士事務所のメーカー担当者や商品管理の方、メーカーの職人さん、本体工事の現場監督、本体業者経由で応援してもらった塗装の職人さんと多くの方の力を借りて、本当に最後の最後のタイムリミットで何とかなったことに感謝しています。また、ご心配をお掛けした施主にもお詫びいたします。


今回のことは、良い教訓になりましたが、施主に喜んでもらえる仕事をしたいという粘りで、何とか多くの人に協力を得られ、ホットとしています。




神奈川県横浜市  ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
http://www.mitasu.com/


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