故郷に着きました。
札幌から車で約4時間半。苫前郡初山別村です。
現在の人口は1200人。その内の2/3が高齢者と云う過疎の村です。
こちらは村のメイン通り。 左に見えるのが村役場。
信号機はこのメイン道路だけ、3箇所しかありません。
私の子供の頃は当然信号機はありませんでした。
コンビニ。 昔は小さな個人商店が何軒かありましたが既に閉店していて、今はこの店が頼りです。
子供頃に通っていた海岸通り。
見渡す限り人影無し・・・雨のせい?
幼い頃に遊んだ川。
昔はもっと水嵩があって両岸が石積みになっていました。
その石垣の中には川蟹やドジョウやウグイ、トゲ魚などが沢山いました。
右手の小高い山は野苺や山葡萄、桑の実、小桑など、取り放題でした。
冬はスキー場になりました。 ジャンプ台もありました。
漁港の近くの家。
板葺きの納屋には漁具が納められています。
小さな漁港。 停泊している船は数える程しかありません。
錨も錆び付いていますね。
網に取り付ける浮き。
海岸線。
晴れていれば 左手には天売島・焼尻島。 右手には水平線に浮かんだ利尻富士が見えます。
水平線に沈む真っ赤な夕陽と夏でも雪を被って白く輝く利尻富士とのコラボはまさに絶景です。
昔は見渡す限りの砂浜でしたが、今は波を遮るテトラポットがずらりと置かれています。
この砂浜が海水浴場。
蟹や馬糞ウニ、つぶ貝などを潜って取って、浜で焚き火を起こして焼いて食べました。
海水浴が出来るのはお盆の前の2週間程度です。
10分程泳ぐと寒さで唇が真っ青になります。
なので陸にあがって暖をとる焚き火は欠かせませんでした。
この浜では投げ釣りでアイナメや鰈、冬にはカジカも釣れました。
山百合が咲いていました。
薔薇苺。 今風に言うとラズベリーです。
これ取って砂糖を掛けて食べたり、煮込んでジャムを作ったり、焼酎に漬けたりしていましたね。
私はこの村で生まれて高校卒業までを過ごしました。
小学校、中学校とも一クラスで38人でした。
なのでクラスメイト全員が幼馴染でした。
何もない所ですが、そんな思い出が一杯です。
両親も無くなり、ここにはもう誰も住んでいませんが、一度訪れてみたかった場所です。