正義ではないことを、正当かのように振舞うのは世界でも日本でも、島岡美延です。
今日2月26日は岡本太郎の誕生日(1911年生まれ)。図書館で目に留まった平野暁臣著『「太陽の塔」新発見! 岡本太郎は何を考えていたのか』は、目からウロコの連続。
万博プロデューサーへの打診を何度も断り続けた太郎、メキシコ滞在中に浮かんだ構想。建設部門の大屋根の模型を見て「優雅におさまっている大屋根の平面に、ベラボーなものを対決させる。屋根が30㍍ならそれを突き破って伸びる70㍍の塔のイメージが瞬間に心にひらめいた」としてプロデューサーを受諾。
「万国博は〈祭り〉。〈祭り〉とは〈お祭り〉のようにだらけきったものではなく、きわめて厳粛なもの。これによって何かを得ようといったさもしい根性を捨てた、まったくの無償の行為だ」と。
1970年のテーマ館で閉幕後は撤去、のはずが今や塔内部「生命の樹」に入れる施設。今年の大阪・関西万博会場とは別の場所です、念のため。
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