美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

消費者、お客様、カスタマーの歴史

2024年12月16日 07時34分00秒 | 日記、その他

貸金庫に預けなくてホッとした人も、島岡美延です。鍵を管理する元行員がそれを使って盗み続けて時価十数億円って。自民党からは「公開方法工夫支出」という冗談のような言葉。2024年の漢字「金」はやはり、カネ。

毎日の生活に「金」は欠かせず、モノを買うのは消費者かお客様か。満薗勇著『消費者と日本経済の歴史 高度成長から社会運動、推し活ブームまで』(中公新書)を読みました。就職氷河期世代=1980年生まれの著者による、消費者が社会を変えてきたのか、という問い。

企業社会と近代家族が結びつく戦後日本社会の編成原理は雇用のジェンダー化とケアのジェンダー化。中流意識の定着は企業社会のジェンダー不平等のもとで成り立っていた――。

「おにぎり、弁当は家で作るもの」という常識に逆らって開発されたセブンイレブンのそれら。今や現代人に不可欠? 大きく注目される「103万円の壁」も様々な不平等を当たり前として押し付けてきた社会の構造から生まれてきたことが実感できる本書。

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アメリカの「食」はコロナ禍で

2024年12月05日 07時54分20秒 | 日記、その他

フランスで内閣不信任決議案可決、島岡美延です。韓国では大統領の弾劾訴追案が提出され、日本では委員長が野党の衆議院予算委員会スタート。少数与党の政権運営は野党とまともな議論が出来るか、がすべて。

アメリカ次期政権の顔ぶれは心配だけど、「食」の問題も深刻。映画『フード・インク ポスト・コロナ(6日公開)』をご紹介します。日本でも2011年に公開された『フード・インク』はアメリカの巨大食品企業や農業問題に鋭く切り込んだもの。続編の本作は2020年のパンデミック後に起きたアメリカの現実。

巨大食品企業の独占が一層進み、個人農家は衰退。多国籍企業による利益拡大だけを追求する効率重視の脆弱なフード・システム。〈超加工食品〉による糖尿病や過食という健康被害、農業従事者の貧困、政治家と食品会社の癒着。一方、持続可能な未来のため奮闘する農家や活動家、政治家も登場。学校給食が変わると子どもの食べ物の選び方が変わる――。

これを見て考える「日本の食」、課題山積。

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日本のタブーに触れた本、快進撃

2024年12月04日 07時41分37秒 | 日記、その他

少数与党の韓国で大混乱、島岡美延です。大統領が非常戒厳を宣言、与野党からの非難を受け解除。少数与党となった日本の国会は?

日本の多くの「裏」に斬りこんだ本が快進撃、森永卓郎著『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』(三五館シンシャ)を読みました。同社の『ザイム真理教』もベストセラー。これらの著作は大手出版社が軒並み出版拒否だったもの。

昨年12月、ちょうど1年前にステージ4のがん告知を受けた著者。「命あるうち、この本を完成させ世に問いたい」、それだけを考えたという迫力の文章。大手メディア、官僚、政治家への忖度一切なし。命を狙われるかもしれない、それでも書いた本書。

彼がメディアで仕事をする中、触れてはいけなかったタブーが3つ。①ジャニーズの性加害、②財務省のカルト的財政緊縮主義、③日本航空123便の墜落事件――、特に③の真相は衝撃的。でもそう結論付けるだけの証拠も複数列挙。

森永さん、どうぞ長生きして、この告発の行方を見守って。

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大人気の田中一村展、明日まで

2024年11月30日 07時50分15秒 | 日記、その他

米大統領選に驚いた11月も終わり、島岡美延です。季節は秋を飛ばして冬に? 遅れながら紅葉見頃の地方もあれば、色づかずに枯れてしまう光景も。

上野の銀杏はまさに見頃、先週のテレ東『新美の巨人たち』で紹介された東京都美術館『田中一村展 奄美の光 魂の絵画』へ。最終週のみ日時予約制でなんとか行けそうだったのが金曜夜。会場内は大混雑、明日までなのでご覚悟を。

1908年生まれ、幼少期から天才ぶりを発揮。東京美術学校日本画科に入学するも2か月で家の都合で退学。生前は評価されず、1977年、奄美の畑の中の引っ越したばかりの一軒家で、夕飯支度中に69歳で死去――。

8歳~10代の作品も充実。父が彫刻家で本人も木彫で根付や帯留め等。南画、襖絵、屏風、天井画・・・、そして奄美へ。アダンやソテツなど森を毎日散歩する中で生まれた斬新な日本画。アカショウビンやルリカケスも美しく、未完の大作も展示。

あなたの世界に令和の人々が魅了されていること、知らせたい。

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2019年参院選の買収事件、その後

2024年11月25日 07時37分04秒 | 日記、その他

SNSの旋風は兵庫から名古屋へ、島岡美延です。候補者を追うユーチューバー動画再生回数が当落を決めるのか。

別陣営へのデマは以前も。「河井事件 全員の有罪確定へ」の新聞記事を見逃さなかったのはこんな本を読んだため。中国新聞「決別 金権政治」取材班の『ばらまき 選挙と裏金』(集英社文庫)。2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件から、広島のみならず全国に取材を広げ、政権中枢の裏金にも切り込んだ記者たちの奮闘。

国会の廊下で安倍、菅、二階氏との一瞬のやりとり、態度。テレビ映像より人物像がリアル。河井案里候補と共に自民党から出馬の溝手候補について架空の人物になりすまし、「溝手先生や広島県連が案里候補をいじめる」とブログの記事を投稿したのは河井克行氏の指示だった、など生々しい公判での証言。

選挙でばらまかれた金の原資は? 本書は8月の出版。衆院選、参院選で事件を忘れずに1票をと。政治を変える、と取材を続ける記者たちにエール!

 

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人生初、えのすいと岩本楼

2024年11月20日 06時48分35秒 | 日記、その他

本降りの雨の音で目を覚ました江ノ島の朝、島岡美延です。水族館に行く計画が、母の「温泉に行きたい」という希望も叶えるべく、初めて一泊二日の江ノ島旅行。

「新」になって20年の新江ノ島水族館〈えのすい〉も初めて。クリスマスイベントで水槽内にオブジェがあるコーナー、ガラスのツリーにつかまるタツノオトシゴetc.相模湾の海の大水槽はイワシの群れが美しく、クラゲもイルカも大いに楽しんで、いざ宿へ。

江ノ島は何度も来ているけど、青銅の鳥居をくぐり、観光客であふれる参道を進むとほどなく現れる旧岩本院岩本楼、初めてのここは別世界。
登録有形文化財のローマ風呂は昭和初期のもの。壁にはオブジェとして当時の蛇口。扉は伊太利製ステンドグラス、ドーム型天井も浴槽のタイルも歴史的。もう一つの名物、洞窟風呂は江ノ島の岩屋を模していて奥には赤い鳥居が並び・・・。

850年の由緒を伝える資料館、ピンクのダイヤル式公衆電話は現役。知らなかった江ノ島、雨、早くやんで。

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ミューザ川崎でリー・リトナー

2024年11月18日 07時33分22秒 | 日記、その他

SNSが投票を左右したのか、島岡美延です。誤情報も飛び交ったという兵庫県知事選。

9月から開催中の第10回『かわさきジャズ』も最終盤。昨夜、ミューザ川崎シンフォニーホールで『Lee Ritenour & Dave Grusin with Brasilian Friends featuring Ivan Lins』を堪能。第1回にも出演したレジェンドの再登場。

90歳になったピアニスト、デイヴ・グルーシンを生で見られた感動。大学の軽音楽部で、先輩に命じられて必死に耳コピーしたキーボードを思い出したり。男性トイレが大行列、多くは昔(?)ギターを持った世代。特にリー・リトナーがレスポールに持ち替えてかき鳴らした時の盛り上がり。息子であるドラムのウェスリー・リトナーもいい感じ。

第二部は今年リリースのアルバム『ブラジル』。イヴァン・リンスは今月亡くなったクインシー・ジョーンズの思い出を語り、彼の曲も演奏。2時間余り、リー・リトナーのギターはやはり沁みました。 

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日本列島のこと、習いました?

2024年11月10日 07時10分38秒 | 日記、その他

アメリカから移住を考える人が増えているとか、島岡美延です。

私の海外移住は現実的じゃないからまだ諦めない――。図書館で予約の順番が回ってきたのが伊藤孝著『日本列島はすごい 水・森林・黄金を生んだ大地』(中公新書)。辞書の〈すごい〉の最初の意味は「ぞっとするほど恐ろしいさま」だとか。素晴らしい日本列島、でも最近の災害の多さ・・・、正しく知って恐れないと。

ユーラシア大陸の東縁で土台が出来て分離した列島。時空を超えて島国の成り立ちと形を一望し、日本列島史を読み直す本書。今、地学の履修率は高校生全体の1%だそう。え、それで大丈夫?

例えば、日本海側はこれから雪の季節だけど、世界でも日本ほどの豪雪はまれ。日本海がもっと狭かったら列島は違う気候に。古代エジプトが金に魅了されていた頃、縄文時代の人々は純金より黒曜石、など。

最近買った、帝国書院(学生以来?)の地図帳を見るのがより楽しくなりました。デジタルの地図にはない喜び、発見がいっぱい。

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チマ・チョゴリを巡る物語

2024年11月09日 07時05分32秒 | 日記、その他

明日より晴れ予報の土曜日、島岡美延です。出かけたくなりますね。

先日、横浜DeNAベイスターズの優勝セールで沸く元町、中華街を歩き、横浜ユーラシア文化館へ。横浜市・仁川広域市パートナー都市提携15周年記念特別展『思い出のチマ・チョゴリ』(~1月5日)開催中です。

韓国歴史ドラマで見たチマ・チョゴリの独特の形、色彩の豊かさを直接見られる貴重な機会。日本の着物とは全く違う、巻きスカートのようなチマと上着のチョゴリ。

朝鮮王朝時代の品々に加え、多くは在日韓国人の方々の思い出の品。今では結婚式や成人式など特別の時の装いとしてのチマ・チョゴリ。また神奈川朝鮮中高級学校の白と黒の制服も。ただ、残念な事件などの影響で今はあまり見かけなくなりました。また、亡き人に着せるのが「寿衣」という名の白い装束。結納や結婚、葬儀にまつわる品も興味深かったです。

米大統領選が終わり、日米関係を心配しつつ、アジアのことをもっと知らなきゃ。こういう文化もまた。

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全国都市緑化かわさきフェア、秋

2024年11月02日 07時55分14秒 | 日記、その他

三連休初日は全国的に雨、島岡美延です。川崎市市制100周年、第41回全国都市緑化かわさきフェア開催中。初の秋(~11月17日)と春の2期開催、会場は富士見公園、等々力緑地、生田緑地の3か所。

先日、ばら苑が八分咲きの生田緑地へ。竹の巨大なオブジェがあったり、たくさんのスタッフ。メタセコイアの林には大量の霧を発生させる装置――、太陽の光が差し込んできた瞬間、幻想的な「自然美を視覚化」するインスタレーションを目撃。

そこを抜けて岡本太郎美術館。『岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭展』(~1月13日)開催中。太郎の〈明日の神話〉の前の床に置かれた淺井の巨大な壁画。川崎の土を混ぜ込んで描いたその上を「靴を脱いで歩いて」と。私一人だけ、そっと歩いてみると、足の裏に砂粒を感じ、こんな鑑賞方法、初めて! 他の作品はもちろん、触ることは出来ません。

かわさき宙と緑の博物館のプラネタリウム、単眼鏡を使ったら星雲をより鮮明に見られました。どうぞかわさきフェアへ!

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