昨夜の雷雨は怖いくらいでした、島岡美延です。
緊急事態宣言解除後のよく晴れた土曜日、その夜に「事態の急変」を告げるような雷鳴とは。
これは悲劇的な時にしか幸せを感じられない不思議な男の物語。
映画『PITY ある不幸な男(8日公開)』をご紹介します。
アカデミー賞脚本賞ノミネートの『ロブスター』の脚本家エフティミス・フィリップとギリシャの新鋭監督ハピス・マクリディスによる人物造形がすごい…。
不幸な時だけ幸せを感じる男。一人息子と何不自由なく暮らしているように見える弁護士。ただ、妻は事故により昏睡状態で、悲しみにくれる彼に誰もが優しい。
ある日、奇跡的に妻が目を覚ました。それは“幸せな日々”を失うこと。自分自身を見失った男はついに暴走を始める…。
セリフが少なくシンプルな映像による展開、目が離せない…!