日本のテレビも米大統領選挙速報態勢、島岡美延です。アメリカは少し置いておいて、パリが舞台の映画を2本ご紹介します。
映画『ベルナデット 最強のファーストレディ(8日公開)』はシラク大統領夫人の知られざる姿をカトリーヌ・ドヌーヴが熱演。ベルナデット・シラクは夫ジャックを大統領にするため努力してきたのに、いざ大統領になった夫や広報アシスタントの娘から邪険にされる。それでも自分らしく行動する彼女に国民は熱い視線を寄せ始め――。愛と人生を賭けた大逆転の物語。
映画『ネネ―エトワールに憧れて―(8日公開)』はパリ郊外の団地で育った12歳の黒人少女ネネが、パリ・オペラ座バレエ学校の試験に合格し、才能を伸ばしていく物語。ただ、彼女の憧れの元エトワールで校長のマリアンヌは「バレエは白人のもの」とつれなく、ネネを嫉妬する同級生たちからも嫌がらせが・・・。
いずれも周囲の反発に屈しない主人公。人生が華開くタイミングはいくつもあるはず。