寒さは解消しそうな曇り空、島岡美延です。
昨日のラジオに舞台挨拶完売が続く『劇場版 おいしい給食 卒業』の綾部真弥監督が登場。前作が公開直後に映画館閉鎖となった2020年春、映画は観客に見てもらってこそ。昭和の給食についても大いに盛り上がりました。
映画はフィルム、大きな建物で立ち見、そんな時代の物語。映画『ワン・セカンド 永遠の24フレーム(20日公開)』をご紹介します。北京五輪の開閉会式の総監督も務めたチャン・イーモウ監督の最新作は全ての〈映画〉へのオマージュを感じさせます。
1969年、文化大革命時代の中国。フィルムの中にたった1秒だけ映し出されているという娘の姿を追い求め、強制労働所から逃亡してきた父親。幼い弟との貧しい暮らしを懸命に生きぬこうとする孤独な少女。彼女がフィルムを盗んで逃げたことで、けして交わるはずのなかった二人の人生が、思いがけない方向へ。
広大な砂漠の圧倒的な映像美。唯一の娯楽、街にやってくる映画への渇望。
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