阿蘇山の噴火に驚き、島岡美延です。
政治日程に関係ない自然災害。太古の人々は、どれほど祈りを捧げたことか。
江戸東京博物館の特別展『縄文2021―東京に生きた縄文人―(12月5日まで)』に出かけました。上野の美術館などより正直、ゆったり。
最新研究では16000年前から、という縄文時代は1万年以上! 東京で出た土器、土偶、装身具、武器などの展示。
広い空間に再現された集落の様子。日当たりと水、食料の確保、移動しやすさって、現代人が不動産を探す条件と一緒。違うのは縄文の人々は、集落の真ん中にお墓。
「東京の縄文土偶100」には愛らしい数センチのも。この特別展、すべて撮影可能です。
最後に姿を現した、国宝「縄文のビーナス」。3年前のトーハクでは期間展示替えで会えなかった憧れのヒト。ふっくら、美しかった! 途中で「仮面の女神」に交代予定、お出かけの際はご確認を。
弥生時代の土器などと比べても、エネルギーを感じる造作も多いですし、土偶についてもなおさらいろんなことを感じます。
小生も出かけてみたいです。
東京の縄文遺跡中心の展示って地味かな、と思っていたのですが、東京には本当に遺跡が多いのですね。
伊豆諸島を含め、一万数千年前から住みやすい場所だった、ということなのでしょう。
茅野市が「縄文のビーナス」「仮面の女神」という国宝を貸し出してくれたことも驚き。
私が行ったのは、ビーナスの展示初日でしたが、ゆっくり一対一で対面できて写真も撮り放題。トーハクの展示では考えられないほどラッキー♪