ゴミの収集もデイサービスもスーパーもいつも通りの大晦日、島岡美延です。
去年ほど“エッセンシャルワーカー”を意識しなくなった社会、コロナ禍の前から、長い正月休みと無縁の人々に支えられています。
来年はアバターとか“もう一人の自分”の存在感が増す? これは自分そっくりの存在の物語。映画『弟とアンドロイドと僕(1月7日公開)』をご紹介します。
阪本順治監督が“これを撮らなければ前に進めない”という覚悟で取り組んだ禁断の問題作。テーマは“究極の孤独”。豊川悦司が学者とアンドロイドとの2役。
桐生薫は、自分が存在している実感を抱けずに生きてきたロボット工学者。かつて病院だった実家の洋館で、もう一人の僕=自分そっくりのアンドロイドの開発に没頭している。ある日、長く会わずにいた異母弟(安藤政信)が寝たきりの父親のことで訪ねてきて…。
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