負ける、譲るが大嫌いな米大統領、島岡美延です。すり寄るのか、そうじゃないのか、建国記念の日に考えたい。
こちらは「逆らわない」ことでしか自分を守れない哀しさ。映画『聖なるイチジクの種(14日公開)』をご紹介します。自作で母国イランを批判し複数の有罪判決を受けたモハマド・ラスロフ監督。本作を世界に問うため脱出、28日間かけてカンヌへ、第77回カンヌ国際映画祭で大喝采。2022年、女性の不審死をきっかけに起きた抗議行動を背景に実際の映像も交えて描いた衝撃の167分、目が離せません。
テヘランで妻と二人の娘と暮らすイマン。念願の予審判事に昇進するも、反政府デモ逮捕者に不当な判決を下す日々。報復の危険から護身用の銃が支給されるが、家でその銃が消える。本人の不始末か、家族の誰かが隠したのか。疑心暗鬼になる家族、事態は思わぬ方向へ。
母と娘たちで「女性の権利」への感覚に隔たり。イランはどこへ向かう?
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