美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

子は親の老いを歩き方に見る

2009年10月11日 07時44分47秒 | 姿勢&見た目
「広島・長崎で五輪招致」というニュースに驚いた、島岡美延です。世界に向けた「意思表明」で、オバマ大統領のノーベル平和賞とともに核廃絶の流れが大きく確かなものになっていって欲しいものです。
先日、電車の中で女性同士の会話が聞こえてきました。四十肩が痛くて腕が上がらない、という話から、お互いの母親のことへ。それぞれ年齢を確かめ合ったあと、「ウチのほうが年は下だけど、なんかすっかり年寄りっぽいのよ。膝曲がって歩いちゃって」と発言した彼女の母親は72歳だとか。うーん、年齢というのは「他人と身内」ではずいぶん感じ方が違うものですよね。例えば、72歳の女性に席を譲る、といえば、聞いた印象は「自然な光景」。でも「私、いくつに見えたのかしら?」とショックを受ける人も中にはいるかも。
「膝を曲げて歩く姿」は確かに老いの象徴。でも、一度、自分の歩き方をショーウィンドウなどで点検して下さい。日本人は若い世代から「膝曲げ歩き」多すぎ!
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語る、そして実現する「平和」

2009年10月10日 07時58分28秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
オバマ米大統領のノーベル平和賞受賞のニュースに驚いた、島岡美延です。TV画面のニュース速報で知ったとき、「えっ!? もう?」というのが第一印象。そのあとすぐに考えたのは「核廃絶の演説かなぁ」ということ。
去年の米大統領の長い選挙戦の際、このブログで何度かオバマ氏やヒラリー氏に触れました。そして、「Yes,WeCan」に象徴されたオバマ大統領の誕生、就任演説では、「熱狂から覚悟へ」を感じさせた言葉の数々。さらにその言葉は常に世界から注目され、まだ1年足らずですが、これまでとは違うリーダーシップを感じさせてきました。「対話しようとするアメリカのリーダー」に、ノルウェー・ノーベル賞委員会は、「平和への行動の旗手」を期待したのでしょう。
改めて、「言葉で表すこと」の大切さを感じます。オバマ大統領は「この賞を行動への呼びかけとして受け入れる」と語りました。この平和賞に「理想を語る意義」を見た想いです。そう、もっと言葉にしましょう!
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昭和20年の言葉の面白さ

2009年10月09日 07時26分41秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
台風の進路、予報円の外にも大きな被害を出した18号が過ぎ去りました、島岡美延です。風の強さに恐怖を覚えるくらいでしたね。
さて、今年は太宰治生誕100年(松本清張も!)で、次々と映画化されています。救いのない物語を連想させる「太宰」ですが、ユーモアのある青春描写が魅力的な「パンドラの匣(はこ)」をご紹介します(10日公開)。
舞台は昭和20年の「健康道場」、人里離れた結核療養所。互いをあだ名で呼び合う独特な空間。戦争の役には立てなかった利助(染谷将太)も、ひばりと呼ばれ、ここの塾生(患者)や助手(看護婦)と、療養に励みながら、多少のときめき(?)ある日々を送る。結核が治って退場した詩人・つくし(窪塚洋介)と文通したり、新しい婦長(川上未映子・芥川賞作家)の登場に心を揺らしたり。
現代ドラマとも時代劇とも違う、ちょっと生真面目でユーモアある響きの「昭和20年の言葉遣い」が新鮮。菊地成孔の音楽も刺激的な不思議な世界です。


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衝撃作、でも考えたい

2009年10月08日 07時36分42秒 | オススメ
台風18号が本州を縦断中ですね、島岡美延です。今日は休校となった小中学校も多いようです。仕事で出かける皆さんも気をつけて!
山口県光市の事件に関して、少年の実名が記された本が出版されました。事件が残忍であるほど、「加害者保護」とは何かを我々の社会は突きつけられてきました。今日は、東野圭吾原作の映画「さまよう刃(10日公開)」をご紹介します。
妻を亡くした長峰(寺尾聰)は、中学生の娘と暮らす日々。その娘が、少年達に凌辱され、制服姿のまま荒川べりで発見される。警察からの捜査状況も知らされず、失意のどん底にいる彼の家の留守電に、犯人を示唆するメッセージが残されていた。自らの手で少年グループに復讐を誓う長峰、それを阻止しようとする捜査本部。苦悩する織部(竹野内豊)、非情なベテラン真野(伊東四朗)、二人は長峰を捉えることができるのか・・・。
やり場のない怒り、その刃の行方を誰が裁けるのか? 川崎も重要なロケ地です!

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その姿勢を男性も見ていて

2009年10月07日 07時30分04秒 | 姿勢&見た目
強い香りを感じて、傘の下からキンモクセイを見上げました、島岡美延です。雨の中でも確かな存在感、台風に負けないで!
先日、私の前を若い女性が歩いていました。ブーツのヒールは極細で10cm程の高さ。なんとヒールが、地面に45度の角度で傾いています。男性の革靴のかかとなら、外側ばかりが減ってしまう状態。外側に重心をかけた歩き方(両膝は開いている)で、細いヒールの場合、「減る」より「傾く」のでもっと怖い・・・、きちんと歩くことがそもそも困難です。
そのブーツの女性は男性と一緒でした。ちょうど私が横を通った時、「足、痛くないの?」、「痛いけど大丈夫」という会話が聞こえてきました。膝も曲がり、腰もバランスを取ろうとして不安定な歩き方です。極細ヒールの女性が美しく歩く姿は、残念ながらまず見られません。男性の皆さん、ぜひ彼女の靴や姿勢などに注目して下さい。あなたに見せるため、彼女は「無理」をしている可能性も!
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「食への距離」を考える

2009年10月06日 07時23分10秒 | オススメ
大型台風が近づいており、10月の秋晴れは当分お預けですね、島岡美延です。昨日、ラジオ番組で「レタス栽培キット」という珍しいプレゼントの告知をしました。映画「eatrip(イートリップ)」(10日公開)にあわせた企画です。
TV、雑誌などで活躍するフードディレクター野村友里氏が、初めて監督したドキュメンタリー。インタビューの相手は、魚河岸仲買人など「食のプロ」から、沖縄で自給自足を目指す子育て中の主婦、またUAや浅野忠信らも「自分にとって食べること」などを語っています。
朝、ニワトリが鳴く。小屋に入っていく人、宙に舞う羽、そして「鶏」の姿の料理が、手際よく朝の光の美しいキッチンで準備されていく・・・。
「人と食を巡る、映画のかたちをした、ごはん」というキャッチコピー、美味しそう! 「食材」が「料理」になり、それを「誰かと食べる時間」が、フィルムに詰まっています。最近、実は私もキッチンに立つ時間が増えました!
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人間関係の濃厚さが魅力

2009年10月05日 07時44分24秒 | 日記、その他
昨日は芝居のはしごでした、島岡美延です。石川遼選手が自らの優勝を「こんなシナリオ書けないですよね」とインタビューで語っていましたが、「きっちりしたシナリオと一回、一回の生身の演技で成り立つ」のが演劇です。
まず吉祥寺シアターで、作・演出/鄭義信の「バケレッタ!(8日まで)」。若松武史が創立28年の小劇団の演出家、そう、これは学校公演などを地道に続ける役者達が繰り広げる、切ない、愛おしい物語。病に倒れる演出家、彼と曰くありの二人の女性劇団員、将来に不安を感じて他に移ろうとする者・・・。学校にお化けが出る、という劇中劇のテンションの高さと、劇団に起こる深刻な事態とのギャップ。なんとも「濃い」人間模様が魅力的です。
夜は、下北沢ザ・スズナリで、大川興業本公演「OTOなOTO」という「暗闇演劇(大川興業の登録商標)」。芝居の大半の時間、舞台は真っ暗。セリフと音、気配で感じる演劇は海外でも絶賛された手法。身体を張った、別の意味で「濃い」演劇!
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やはりスポーツはいい!

2009年10月04日 07時29分33秒 | ステキなお手本
昨夜は、雲の間の「中秋の名月」を見ることができました、島岡美延です。数日前に北海道で見た月は、冬のように冴え冴えとしていたし、沖縄はまだ30度くらいあるとなると、日本列島の秋は、本当に様々ですね。
杉山愛選手が、東レ・パンパシフィックのダブルス準優勝(大会日本人初)で、有終の美を飾りました。笑顔でコートを後にする日焼けした34歳、カッコよかった! 22歳のシャラポワ選手、肩の手術後初優勝にも拍手を送りたいです。
プロ野球パ・リーグでは、楽天がCS進出を決めました。2位への意欲を持って残り試合もがんばれ! 北海道のバスガイドさんが、札幌にJリーグ、プロ野球のチームができるなんて・・・、と感慨深げだったのが印象的でした。北の大地の盛り上がりは、首都圏とは別の何かがありますね。杜の都と、北海道、九州によるCSってなんかいい感じです。
東京五輪の夢敗れても、やはりスポーツはいい! 今日は男女ゴルフの10代優勝?
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ベストは尽くしたけれど

2009年10月03日 07時22分15秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
雨の予報がはずれて、今夜の月見は大丈夫? 島岡美延です。そして、少しは期待したけど厳しかったのが、2016年オリンピック開催地決定のニュース。東京は最初の投票で残ったものの、南米初開催のブラジル・リオデジャネイロに決まりました(ちなみに、かつての東京は「欧米以外初」)。
東京のプレゼンテーションを生中継で見ていて、なかなかいいぞ!と手応えは感じました。先陣をきった15歳の女子体操選手の堂々たる姿。鳩山総理も国連演説の指摘を反省してか、かなりアイコンタクトを意識していました。石原東京都知事は、英語でも上手く間をとり、手振りを交えた語り口。元メダリストの小谷さん、ハンマー投げの室伏選手もスピーチ力あるアスリートでした。
ただ、「資料、準備は完璧だけど、何かが足りなかった」のでしょう。真面目なニッポン、情熱のリオに敗れる・・・!? 1964年の東京五輪を知らず、長野冬季五輪を取材した私、ここまできたら見てみたかった・・・、さて今後の立候補は?
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旭山動物園の人気の秘密

2009年10月02日 08時38分50秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
北海道から帰ってきました、島岡美延です。いわゆるツアーでしたが、2日目の夜から自由行動、昨日はほぼ一日、祖母たちと過ごすことができ(札幌生まれの私です)、充実の3日間でした。
初めて旭山動物園を体験したので、少し振り返ってみます。平日でもずらりと並ぶ観光バス。以前、劇的な再生の道のりが、映画にもなった動物園。「行動展示」という、動物の生態に寄り添う「見せ方」は、入園者たちを爆発的に呼び込む結果に。映画のように「ペンギンが空を飛ぶ」姿や、檻からはしごを伝って、隣の高い木の上にいるレッサーパンダを目撃した私は、やはり歓声をあげていました!
園内に目立つ係員は、動物と観客をつなぐ役割も果たしてます。もちろん、「フラッシュをたかないで」などと注意をしますが、例えば、チンパンジーの様子を説明する時、それは「家族を語る」かのよう。赤ちゃん誕生の告知板、また、「喪中」と檻に掲げられていることも。冬にはペンギンも園内を歩きます。一度、ぜひ! 
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