先週の日曜にお邪魔した札幌グランドホテルは4階にあるスペシャルな空間での話。元々高級な場所なんだから…、何を見ても驚く増毛人なのでございます。
だってエレベーターを降りたら、壁だと思っている所が開くんだもの。
グランドイングランドラウンジと呼ばれるコンシェルジュが常駐する空間。
そんなフロアの一室にお邪魔してしまったでしょ。
そりゃ平静を装うのは難しい注文でございます。しかもノンアルコールなワタクシ。
でもカメラを解禁していたのが幸いしました。
スペシャルな料理を収めることが出来たことは幸せな限りです。
ありがたい。
前回ご紹介したのは3品目のお造りまで。
次は御家喜物のタイトルで焼きものが登場です。
きんきの昆布〆一夜干し。
たらば蟹塩焼き。
天蕪柚香漬 酢橘 紅白生姜。
じっくりと献立表に書かれている文字の意味を確認します。
でもやっぱり箸が…、いや手が先に出てしまって。
食欲には敵いません。
御多喜物は海老芋福目煮。
そして真鯛酒蒸し。
季節の麩 青味 鱶鰭餡。
献立の普段見慣れない文字が気になるところですが、海老芋美味しゅうございました。そして真鯛のギュッと締まった身もまた良かったですね。
ところでこの鱶鰭餡。
調べたらフカヒレと読むのだとか。なるほど美味いわけです。ズズーっと啜りたかったもの。
そうそう、最初に出されたお皿に慈姑煎餅の文字があったのですが、それも調べておきました。
慈姑とは“くわい”のことなのだとか。
ひとつの根にたくさんの子が付くその姿に、子どもたちを慈しみつつ哺乳する母のよう…、から重宝される野菜。
それそれの器の深さを改めて感じているところです。
さて、今度はお肉です。
御寿寿目肴と題されていましたけど。それ自体を何とお呼びしたらよろしいのですか。
中の説明は、北海道産牛 サーロイン肉炙り焼。
玉葱ソース 野菜添え。
ここまでも十分幸せでしたけど、さらにさらにと盛り上がるのですね。
もう何とも申しようがございませんのです。
アルコールが入っていたのなら眠りこけてしまいそう…。
お食事と題されたのは、握り寿司。
穴子 鮑 そしていくら。
留椀は海苔。
ああ、自分が満足していてはいけませんな。
数々の料理には勉強もさせていただきました。
どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。