北のはげおやじの徒然日記

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旅行記(その1)

2014-04-14 23:01:00 | 

退職後、最初の旅行は三男の引っ越し手伝いをかねた6泊7日の旅。

 愛車クラウンアスリートに乗り、自宅を出てから戻るまでの総走行距離は1228.2km

 その間、満タン給油は3度。平均燃費計の最高値は11.2kmを計測したが、平均すると9.5km程度、まあまあの数値であった。

 結構なドライブであったと思うが、若隠居さんは昨年1ドライブで2400kmをこなしておられる。それは、私がフェリーで移動した距離を含めたくらいの距離となる。若隠居さんのタフさには、想像しただけで、只々脱毛、いや脱帽だ。(笑)

 通過した県は、宮城⇒福島⇒栃木⇒群馬⇒長野⇒新潟⇒埼玉⇒東京⇒千葉⇒茨城と10県を数える。

 連日晴天に恵まれ、思い出に残るいい旅になった。

 以下に、日ごとの出来事をご紹介。

 

1日【平成26年4月6日(日)】

 愛犬を、いつも預かっていただいている犬のしつけ教室や犬ホテルなどを経営しているご夫婦に、午前中に預け、のんびりと出発の時間まで自宅でくつろぐ。

 15時15分頃、一路苫小牧に向けて出発。

 楽しい状況になることを思い描きながら、一般道をのんびりと運転し、予定の17時頃に苫小牧港フェリー埠頭に到着。

 搭乗手続きを済ませて、乗船を待つ。搭乗手続きに際しては、翌7日14時に宇都宮到着を目指して仙台を出なければならないことを説明し、なるべく早く下船できるように配慮を求め、しかも身体障害者であることをふまえ、エレベーターに近い位置に車を止めるように手配していただき、職員の方々には懇切に対応していただいた。

 行きのフェリーは特等室を利用し、車1台と乗員2名で片道39,300円である。普通のホテルを利用しても、素泊まりで7,000円程度はかかる。寝ている間に苫小牧から仙台まで運んでくれる運賃込みであることを考えると、車の移送費を含めてこの料金はとてもリーズナブルである。勿論、身障者割引が適用され、1種3級障害者の私には、付添人の運賃なども身障者割引の適用になるための価格であるため、健常者の方々の運賃と異なることはご理解いただきたい。(普通に収入を得て来た私が、身体障害者割引の適用になることには、身体障害者手帳を交付していただいた最初の頃(45歳ころ)には、後ろめたさを感じていたが、今は、利用できる限り、積極的に利用させていただくようになった。図々しくなって来たということか。)

 乗船後、18時開店の船内レストランで、バイキング形式の料理をいただきながら、妻と二人で歓談。豪華客船で ないフェリーの船内でいただく料理であることを考えると、まずまずの料理と及第点を与えて楽しく会食した。会食後、案内されるまま、シアターで行われるピアノとエレクトーンの生演奏を聞き、優雅な気分で自室に戻る。

 妻は、その後、展望大浴場に出向き、サウナ風呂などを利用したようだが、元来、風呂好きではない私は、自室で読書をして就寝。残念ながら、フェリーの船内にはワイファイ環境が無いため、ワイファイルーターのついていない私のIPadでは、インターネットを見ることはできない。ガラケイのジョグブラウザアプリでネットを見ることはできるものの、もどかしく、カムリオーナーブログなどへのコメントは、IPadでネットを覗くことができる環境になるまでは、諦めることとした。


第2日【4月7日(月)】

若隠居さんとの再会

 いつものように、4時40分頃目覚める。遮光性の強いカーテンのため、外の明るさはカーテンを開けなければ、わからない。蛍光塗料のついた私の腕時計で時間を確認するも、まだ、早いため、読書灯をつけて、昨日の続きを読み始める。

 5時30分頃になって、一人展望大浴場で汗を流す。やはり、夜間に入浴するよりも、早朝の方が、朝日を浴びて気持ちがいい。つい、気持ちよさと旅心に浮かれて、見ず知らずの同年代の人に、「気持ちいいですね。」と声をかけるも、「そうですね。」と答えが返って来ただけで、会話は続かなかった。

 8時には、レストランが開店する。これも、バイキング形式で、好きなものをチョイス。結構な種類の料理、ドリンク、サラダなどが並び、これを食べるのもフェリーの旅の楽しみと言えるような内容で、また朝日を浴びての朝食は、食欲も進み、とても満足できた。

 時は、あっという間に流れ、9時半くらいになると、車への移動のアナウンスが流れ、車に乗り込み、指示を待つ。そんな9時45分頃、携帯電話が、ハンズフリーのナビを通じて鳴りだした。発信者を見ると「若隠居さん」。驚いたが、フェリー埠頭で私の到着を待っているとのこと。以前、この旅行計画をブログアップした時に、面会のお申し出でをいただいたが、今回は息子の引っ越し手伝いのため、14時に宇都宮に到着しなければならず、面会し、懇談できる時間を取ることが物理的に不可能なので、遠慮させて頂く旨をお伝えし、若隠居さんには、了解して頂いていた。そのため、まさかとは思ったが、実はそうはいっても、このようなことになるかもしれないと、うすうす予感はしていた。(笑)

 寒風ふくフェリーの下船口を出ると、白のクラウンロイヤルが真正面にいた。気がついた私は、思わず、パッシングライトで合図を送る。一番最初に私の車が出てきたので、若隠居さんは驚かれたのではないだろうか。時間が無いことを承知しているため、お互いに下車して握手と挨拶を交わし、数枚の写真をそれぞれが撮り、7月北海道で再会しましょうと告げて、お別れしたが、そんな中で、私が、「禁酒は続いていますか?」と問うたことに、「10日になります」とこたえられたように記憶している。ほんの短い時間に拘らず、わざわざフェリー埠頭までお越しいただいた律儀さに、ただただ感謝してお別れした。


若隠居さんのお写真も撮ったのだが、それは私の妻とのツーショット。妻から「私の写真はブログにアップしないでください。」と念を押されているので、車のみの写真で勘弁願いたい。

左が若隠居さんのクラウンロイヤル

右が私のクラウンアスリート

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宇都宮到着 

 宇都宮には13時45分到着で予定通り。途中「安達太良サービスエリア」で小休憩し、運転を妻と交代。その間ちょっと仮眠をとり、次のPAで再び私に運転を交代し、宇都宮に入った。妻は、知らない土地でのナビ運転はとてもできないと訴え、「安達太良SA」と次のPAまでの間の1区間のみの運転で、以降、車の運転は、私が一切受け持った。


 安達太良サービスエリアにて

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 マンションに到着すると、既に、運送会社のトラックが到着していて、荷物の搬入作業を行っていた。運送会社は日本○運(株)で、実は三男が大学生の時に引っ越しのアルバイトしていた会社であった。三男の話によると、日本○運の引っ越し担当は、安心して任せられると言うことらしい。アルバイトしていた本人が言うのだから、間違いは無いか。

 

 業者の搬入時間に間に合わせて到着したが、実際には、業者の搬入が終わるまでは、業者の搬入の邪魔にならないように、孫(3歳半の女の子)の相手をしているくらいで、特段私のするべき仕事は無かった。孫の相手をしているだけでも、仕事と言えば言えるかもしれないが。

 

 金沢のマンションの時にも感じたが、立派なマンションであることに驚く。金沢の時には無かったエントランスホールの自動ドアは、セキュリティの関係から、鍵がなければ開かない仕組みで、訪問者は、訪問先の部屋番号を入力して、訪問先の人間を呼び出し、訪問先の人間が部屋からボタンを押して開けるようになっている。​


ミニオフ会

 孫の相手をしながら、間取りなどを確認して時を過ごしていると、16時30分になった。はやてこまちさんとのミニオフ会の約束の時間が近づいて来た。ファミリーレストラン「デニーズ」(北海道には無いように思う、息子のマンションから歩いても5分程度の近距離)で、17時の約束である。16時45分頃に、1時間ばかり約束した人との面会があるからと、妻と嫁さんに外出することを告げ、近くではあるが、「クラウンアスリート」に乗って会場へ向かった。広い駐車場に入る。私は、「カムリ」を探していたが、よく考えるとはやてこまちさんは仕事の合間を縫って時間を作ってくれたので、「カムリ」ではなく、「プリウス」で来られているのではないかと気がつく。気がついた途端、「プリウス」の車内で携帯電話をかけているちょっと頭が薄くなりかけ(ごめんなさい)の、写真で見かけた紳士がおられ、向こうも私を認識したようで、目線があって、私は、「プリウス」の隣に駐車する。両者とも、すぐに相手が誰であるかを確信し、外に出て、挨拶と握手を交わす。ちょっと車の話など立ち話をしたように思うが、内容は忘れてしまった。お互いにお土産を交換(私は日本酒と赤ワイン、はやてこまちさんは日本酒和菓子)し、レストランに入る。無理に時間を作って頂いたため、ゆっくりお酒を交わしながら懇談することはできないため、コーヒーを飲みながら1時間程度の雑談となった。二人に共通する話題は、車のこととネット上でやり取りしているガズともの方々のこと。最初は、退職した私の現在の心境などの話をしていたが、当然のごとく、ガズともの方々へと話題は移る。「Settaiさんの髪の毛の豊かさと黒さ」「若隠居さんの無謀な行動スケジュール(?)とバイタリティー」「車好きオヤジさんの博識とユニークさ」「国際的な広がりをもって活動しておられるオジジ〜さん、大雪さん、もみじまんじゅうさん」「大雪さんはどんな職業についておられるのか」「1年生さんが一昨年、北海道オフ会に山口からご両親をお連れして参加されたこと」などなど悪い噂話(笑)を時間が来るまでしていました。7月の北海道オフ会へのエントリーについてお誘いしたが、いろいろ事情があって難しいとのこと。妻や嫁さんと約束した1時間があっという間にきてしまったため、次回は、お酒を酌み交わしながら懇談しましょうと約束し、お別れした。


ファミレス【デニーズ」駐車場にて

プリウス、クラウンとはやてこまちさん

DSCF0961.jpg


「おじいちゃんと風呂に入りたい」

 マンションに戻り、妻と嫁さんと孫を連れて、外食に出かけたが、土地不案内のため、ちょっと前にはやてこまちさんと別れたデニーズに再度出向き、4人で外食することになった。この日は、孫同伴のため、アルコールは遠慮した。

 

 外食から帰って、テレビを見ていると、孫が「おじいちゃんとお風呂にはいりたい」と突然言い出し、驚く。何故って、私は子ども3人がすべて男子だったので、女の子とお風呂に入った経験が全くない。嬉しいような、はずかしいような気が頭をかすめたが、妻や嫁さんに促されて、二人でお風呂に入った。一番心配だったのが、孫の頭のシャンプーなどの時に、シャンプーやシャワー水が目などに入り、泣き出したりするのではないかということ。孫は、シャワー水やシャンプーが目にかかったりすると、目についたことを私に告げて、タオルなどで取り払うよう促すが、目の回りについたものを取り除くと、平然としていて、泣きわめくようなことは一切無い。頭から豪快にシャワー水をかけても平気なようで、私との会話を笑いながら、対応していたのには驚いた。もっとも、孫に使用した洗剤は「子どもシャンプー」と表示されていた製品だったので、目に入っても刺激性が少ないものであったのかもしれない。思いがけない孫との体験は、私にいい思い出を作ってくれたように思う。かくして、アルコールを抜いた2日目が終了した。

 仙台は、天候はいいものの寒風吹く気候であったが、南下するにつれて、風も止み、宇都宮到着時には、気温も上がり、晴天の1日となった。


続く