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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

スピーカー工作

2019年06月21日 | 日記



無指向性スピーカー。部屋の中の任意の位置にオブジェのように置いておいて使うスピーカー。寝室での音楽、子どものための朗読等を聞くために。
見た目はただの柱。紙製の筒(A1のロールペーパーの芯)を2本使って、長さ(高さ)が約1.4mあります。スピーカーユニットは、雑誌の付録にあった5cmのフルレンジ。
筒自体は、バスレフポートもなく、密閉。このユニットにしては、容量が大きすぎるのですが、筒を1本にすると、背が低すぎて室内全体に音が拡がる、無指向性独特の感じが出ません。容量が大きすぎることで、周波数特性時には、低い方に伸びる感じになりますが、低音の量感はスリムになります。また、長い筒は共鳴管になるので、固有の周波数で共振し、音を出します(長い筒がボォーっとなるやつ)。この処理がやっかいなのと、長いほど低い周波数で共振するのでさらに処理が難しくなります。鳴らしたところ、小さなユニットにも係わらず、結構強烈に床を振動させ、音として感じない?、もしくは濁している?のがありますが、それかも?(測定してないので想像)。筒の中に吸音材を詰めて、有効容量と長手方向の寸法を減らし、定在波も減らし、共鳴音もなんとかして、、、と調整しますが、完全には抑えきれないので、最後は床へ振動を伝えないための防振をするしかありません。こういう筒状や、ある寸法だけが長いスピーカーは同じようなやっかいな問題を抱えます。