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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

小型バックロードホーンと真空管アンプでシステムを組む

2022年06月26日 | 日記


昨年作ったより小さい(6cm)バックロードホーン(第二試作)と小型の真空管アンプ+スマホでシステムを作ってみるとこんな感じになります。

ユニットのスペックのQ(先鋭度)が0.6で、バックロードホーンにはあまり向かない(ホーンを動かすほどの力がない)ために、ホーンの入り口を小さく、拡がり率も小さくしたホーンとした結果、十分な量感と質の低音を得ることができました。

今回のFE126NV(12センチ)のQ値は0.36で普通に箱(バスレフ)に付けても低音は出にくいために大きなホーンが必要ですが、TV用なので奥行きを小さくする必要があるので、試作と同様に縦方向に長いアルプホルンのような1本のホーンとしました。FE126NVの前のFE126Enというのがありましたが、より強力だったので、このような小さいホーンでは低音が出ないでしょうね。最近のFOSTEXのユニットは極端にQ値が小さいユニットが無くなりました。自分のメインスピーカーのバックロードホーンはFE108EΣ(10センチ)。Q値は0.3。かなり強力ですが、もうちょい強力なユニットが欲しい大きなホーンです。

スピーカーってユニットの大きいのがいいようにも見えますが、金額も高いし。中高域の過渡特性はどうしても口径に依存する(小さいユニットの方がよい。)ので小さいユニットで低音から高音まで量と質のいい音が出るのが理想です。大きくなるとやはりマルチウェイ(2way 3way)になりますが、いろいろと難しい