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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

風邪の連休

2014年03月25日 | インポート
P3220004
高隈山山開きに参加後、気が抜けたのが、風邪。連休中は熱もあり、鼻も通らず。。。とにかく安静にしていましたが、ヒマ。ヒマ解消に始めたのが、久しぶりのプラモデル作り。

ほぼ完成した、駆逐艦「雪風」 あとタッチアップして完成とします。

このキットは、もともと白いキットで、船体から塗らなければなりませんが、それなりに塗装することでより現物に近くなります。船体色は、佐世保と呉の海軍工廠(海軍の造船所)で色が違い、佐世保は暗いグレイで呉は明るいグレイ。「雪風」は、佐世保工廠で建造されているので、建造当初は暗いグレイだったでしょう。でも呉を母港としていたために、呉で補修を行うたびに呉の明るいグレイになっていただろうと想像して、呉の色にしています。また、単装機銃の配置は、昭和19年8月に呉で調査された資料を参考にしていますが、配置できない場所もあり。

「雪風」は、太平洋戦争の主要な海戦に参加したにもかかわらず、大きな損傷を受けず、戦後も中華民国海軍(台湾)で活躍しています。この幸運さは、あやかりたいですね。

船としては、艦尾の端が上甲板よりも水線面の面積が大きい。下に向かって広がっていっている。プラモデルでは再現されていないが。。。これにより最高速力時でも巡航速力時でもいずれにおいても抵抗が減るという(牧野茂、本型駆逐艦の設計者:「艦船ノート」参照。戦後、海上自衛隊「はるかぜ」型「あきづき」型(初代)等も設計している。) 

海上自衛隊の最新型「あきづき」型(二代)の艦尾は、スターンフラップという、水線下に羽根がついているが、同様の効果なのか?? スターンフラップがある船とない船の船尾の波の様子を比較した写真を見たことがありますが、造波抵抗が少なくなるのはあきらか。「雪風」等の陽炎型駆逐艦での艦尾形状による効果もデータで見てみたいものですが。あるのかな??

造船の学生から、建築を仕事にして10数年ですが、未だに船に対する好奇心は消えない私でした。




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰しています。 風邪の具合はどうですか?... (SWP40+)
2014-03-25 08:53:03
ご無沙汰しています。 風邪の具合はどうですか? ご自愛ください。 氏が造船に詳しいと知り、写真を撮り損じた被写体が脳裏を横切りました。 神戸市は川重神戸や三菱・神戸造船があり、スーパーコンテナー船や海保船、自衛艦、潜水艦などを造船しています。 この造船所群の一画に岡本鉄工と言う有限会社があり、数人の人が黙々とスクリューを鋳造しています。 製造中は工場の窓が開け放たれており、灼熱の金属塊や湯玉が目の当たりに見られます。 風の噂ですが、ここは、世界でも指折りの技術集団との事。 近日中に尋ねて見ます。
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ありがとうございます。なんとか大丈夫のようです。 (なる)
2014-03-25 22:22:23
ありがとうございます。なんとか大丈夫のようです。
もともと造船を専攻しており、今も建築設計をしながら、やはり造船工学を勉強するのは好きです。学生時代の実習で、瀬戸内海にある造船所を見学して回りました。神戸の潜水艦建造は特に有名ですね。岡本鉄工も知っていますよ。ぜひ、写真をよろしくお願いします。
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風邪の件、大事に至らなくて何よりです。 岡本鉄... (SWP40+)
2014-03-25 23:06:13
風邪の件、大事に至らなくて何よりです。 岡本鉄工をご存知との事。 世間は狭いですねー。 ここ何度か、その近辺をうろついていましたが、目的が「平清盛」「高田屋嘉兵衛」「北風正造」などの足跡を辿っていましたので、すっかり鉄工所を忘れていました。 近い将来尋ねてみます。 今は気温がそれほど高くないので、工場の窓が半開きかも知れませんね。 また連絡します。
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