Nikon F アイレベルファインダーのオーバーホール
ファインダーの覗き部分から中にかなりゴミが混入しているのが見えていました。このNikon Fは屋外でよく使われたらしく、内部はかなりの砂(土)が入っていました。ファインダーをバラしてみると、ゴミの他にバラバラと。。。これは劣化した遮光に用いられたウレタン。モルトといいます。この材料は加水分解し、ベタベタとなり、乾燥するとこのようにボロボロになってしまいます。ま、47年も経てばこんなもんかな。
より劣化しにくいフェルトに交換して内部を清掃してファインダーのオーバーホールは完了です。
ファインダーの分解は、外観の革を剥ぎとってその中から見えてくるネジを外せば分解できます。が、レンズ押さえもネジもあるので、これをうかつに外すと地雷を踏むことになります。