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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

登山計画書

2010年10月05日 | インポート
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登山計画書作成中
25000分の1で距離を測定してるとあれ~!?と。片道約5キロもあったっけ? 
このように計画に無理が無いかとか改めて発見するのも登山計画書の役目。警察や山岳関係のホームページを見るとくどいほどに登山計画書を作って提出しなさいねと書いてありますね。という自分も100パーセント作っているわけではありません。山仲間同士でその日にそこに行こうなんて決めることもありますし。。。でもそういう時に行く山は十分に踏査している、経験が豊富。それにパーティのメンバーもスキル・装備十分。

・・・というのは単なる言い訳で事故を起こせば計画無しに登山したと非難されます。。いろんな要因が重なり合って事故は起きますが、それらを差し置いて山の事故で先に言われるのがこれ、無計画、無謀、自業自得。

計画書がないということは、まず登る山がどんなところか検討されていない。組織ができていない(リーダー誰??パーティのメンバーは把握できてる??)、緊急時どう行動するかわからない。ということになりますね。

逆に計画書を作りながら、どんな山なのか、メンバーのスキルや装備はどうなのか、緊急時にはどう行動してどこに連絡すればいいのかいろいろわかってきます。遭難すると、パニックのスイッチが入ってどうすればいいかわからないという状況に陥ります。そこにアシストしてくれるペーパーがあるというのは心を落ち着ける精神安定剤にもなるかもしれません。
※周到な計画と装備・準備をもってしても事故は起こります。それに対処するにはスキルや体力、一歩立ち止まって考えられる心でしょう。スキルアップも大事ですね。

私は警察等のホームページにある登山計画書の書式をアレンジして使っています。(特定の様式はないので。)あと、概略図と行動図のあわせて3枚1セット。
山中泊の縦走の時は、食事計画とかもありますよ。楽しい計画ですね。(実は意外と難しい。。。栄養だけではなくて食料の重量とか、水の使用量とかも考えないといけないから。)

計画書ができたらあとは出発前のブリーフィングですね。人の作った計画書は突っ込みどころ満載かもしれませんから話し合って共通理解をしましょう。ほんと、作った本人しかわかってない場合ありです。。。(すみません)


Keikaku
ブリーフィング中。最近、はじめましての人たちが多い場合はアイスブレイクもやってます。(撮影:A-Zさん)

こないだの土日にゆっくり時間があったので霧島での遭難事例のレポを以前頂いていたのですが、改めてそれをじっくり読んでいました。霧島でこんな悲惨なことが起こるのか?とまともに読むこともできないほどで登山事故が大変な結果をもたらすことがわかります。普段霧島を登っていてもとても考えられないようなことが実際に起こっています。装備・体力・心理・気象・地形・・・あらゆる原因が複雑に重なって事故になりますが、まずは最初の一歩、登山計画書の重要性を改めて感じたところでもありました。登山は登山計画書作りですでに始まっているといいます。





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