フジペット(富士フイルム)
1957年(昭和32年)に発売された中判カメラ。今で言うトイカメラのコンセプトで作られています。固定焦点で絞りが3段階。操作はスメ8(SMENA 8M)に良く似ています。でも大きいブローニーフィルムで6×6のスクエアフォーマット。すごく味のある写真になります。長らく使われた無かったためにシャッターがうまく動作しているのかが心配でしたが何度も空シャッターをしてみても特に問題ありませんでした。ファインダーの一部のパーツが外れてカラカラ言ってますが、撮影には問題ありません。ファインダーを部分を分解しようとしましたが、接着のため無理に空けると破損してしまいますのでそのまま。
晴天の日。フィルムはTMY(ISO400)レンズにお天気マークが付いていて露出の目安になってますが、この日はいい天気。晴れマークにあわせて撮ってみると、ばっちり露出適正。雰囲気がいいですね。
ブローニーを取り込めるスキャナがないので、リバーサルフィルムのビューアーにフィルムを載せてデジタルカメラで撮影し、ネガフィルムなので色を反転させます。
昭和30年代のカメラ。しかもカメラとしてはとても安価だったものですが、このようにちゃんと動作して写真が写ります。作りもよくて約50年前のカメラとは思えないほど。今のデジタルカメラは50年後は使いたいと思いませんし、使えないかもしれません。変わらなくていいもの。新しいものはどんどん出てきますが、いいものは時代が変わっても新しいものにとって代わる必要はないですね。
こうしておじいちゃんのカメラが今も使ってもらえること、とっても嬉しいです(^o^)
わたしでも普通に撮れて、お店で現像できるのでしょうか??
こちらこそ、貴重なものを使わせてもらえてうれしいです。ありがとう。
このカメラは操作がすごく簡単なので誰でも撮れます。が、手順が
あって、その手順を間違えると多重露光してしまいますので、そこだけ
気をつければ大丈夫。
フィルムを取り扱っている写真屋さんで現像・プリントできますよ。
ちゃんと写真撮れるんですね~。
時代とともに技術が進歩していろんな機能が付いてくるけど
ほんと変わらなくても良い物は変わらず残しておきたいですね。
フィルムで見る写真、面白いですね~。
そうそう、おもちゃのカメラなんですよ。中には新しくものを作って、
『改善』じゃなくて、『改悪』ってのもありますからね~。昔の人が
よく考えて作り出したもの、よくできているものはずっと使って
いきたいですね。