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南竹 成己

アンプの構成

2013年04月02日 | インポート
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アンプの構成

音楽の信号は、ボリュームを通過し、手前の小さい真空管(初段管:6AU6)でCDからの微細な信号を電圧増幅します。左右1本ずつなので、2本あります。

それだけでは、スピーカーを動かすことはできません。スピーカーを動かすためには、電力が必要ですので、次に電力増幅をするために、大きな真空管(出力管」6AS7G)で電力増幅をします。この真空管はステレオで1本で済みます。

次に、真空管とスピーカーは仲が悪い(インピーダンスが大きく異なる。)ため、そのまま信号をスピーカーに送り込むことができないため、真空管とスピーカーの間を取り持つ(マッチングさせる。人にもこういうものがあるといいですが。。。)ものが必要になるのですが、それが大きな真空管の奥にある部品。出力トランス。シングルアンプでは、アンプの品位に決定的な影響を与えるといってもいいぐらい重要な部品で、よりコアボリュームの大きなものを選択したいですが、ピンキリ。1個数千円のものもあれば、15万円程度するものまであります。

仲良しの話をしましたが、電源回路では初段と出力段が結合しないようにデカップリング回路というのを入れます。ここが仲良しだと、正帰還し発振します。仲良し回路と、仲悪い回路とアンプには入っています。

アンプでは、負帰還(ネガティブ・フィードバック)という歪を低減する技術(がありますが、なかなか理解するには難しいです。出力信号を入力信号と比較してみると、歪の具合がわかるはずですが、この一部の出力信号を入力信号と合わせてみると歪が消えるだろうと。・・・書いていてもなんのこっちゃなんですが。。。ま、音質を良くする技術ということで。制御系の例題ではわかりやすいですが。

出力信号の一部を還すということは、せっかく得た出力を犠牲にするということですね。実はこのアンプには負帰還を十分にかける余裕がありません。よって負帰還回路はつけていません。聴いていて問題ないので、OKとしています。そもそも内部抵抗の小さい真空管を使うと、負帰還以前に基本のいいアンプを作ることができるはずです。300B等の作例をみると、負帰還をかけないアンプが多いようです。






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