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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

Nikon Nikomat FTn 修理

2012年12月29日 | インポート
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分解中のNikon Nikomat FTn 
1960年代のNikomat FTn。修理対象はよく使い込まれていること、保管期間(不動期間)が長く、動きが悪い部分や腐食が見られることから、これらの部分を修理することにしました。動きが悪い部分は、清掃して注油すればいいですが、腐食している部分は取り替えるしかありません。もちろん新品の部品などないので、壊れている別のカメラから取り出した部品を使用します。手元にジャンク(不動)のFTnを2台用意して、分解し使える部品を取り出します。1台は初期型のFTn。外観や裏蓋がきれい。フィルム厚板等がとてもきれい。シャッター不動。もう1台は後期型。外観はボロボロ。これもシャッター不動。ただし、シャッター以外はいい感じ。

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ミラーボックスを外したところ。シャッターユニットが見えています。このシャッターユニットはそのまま使います。修理対象のミラーボックスは腐食と汚れが激しいので、プリズムも含めてユニットごと取り替えます。あとは、外観部品の取替え。

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完成したNikomat FTn。手持ちの43-86(ヨンサンハチロク : Ai Zoom-NIKKOR 43-86mm f3.5 )を装着してみると、かっこいい! いい雰囲気。このヨンサンハチロクは前玉に傷が多いですが、実用的には問題ありません。もっとオリジナルが残った状態で修理したかったのですが、実用的なカメラとして今後も使えるため最低限の修理をやってみました。

かつて植村直己がNikon F2(ウエムラスペシャルとヨンサンハチロクを北極点単独行に持って行っています。このヨンサンハチロクも直己が使うことになりそうです。不思議な繋がりですね。

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Nikon Nikomat FTn + Ai Zoom-NIKKOR 43-86mm f3.5 (Tri-X)


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