完成した真空管アンプ(整流管:6X5GT、初段管:6SL7GT、出力管6V6GT(3極管接続))。何か忘れていると製作中思っていたのですが、ボリューム忘れてました。てことで外付けということで。この外付けボリューム(パッシブアッテネーター)は学生時代にパワーアンプと組み合わせるために自作したもの。アンプの部品の中でボリュームは高価なパーツのひとつです。品位の高いものを使わないと音質が劣化します。数万円もするボリュームもあります。セレクタースイッチに固定抵抗を組み合わせて自作もできます。音質劣化の少ないいいボリュームが作れますがめんどくさい。。。
箱の中はこんな感じに収まりました。
結局音を聴いてNFB回路無しで。利得を食いつぶすNFB回路がないので利得の損失がなく、ボリュームをちょっと上げただけで十分な音量が得られます。もともと利得が小さい設計のアンプなので。。。CDプレーヤーの上にいい感じで乗っかりました。
Nikon New FM2/T + Ai AF Nikkor 28mm F2.8D (160NC)
妻岳分岐点で野営。起きてみるといい天気! 写真の山は御岳。
朝起きて、ご飯食べてまずは、小箆柄岳へ。スズタケのトンネル。明るくなるにつれて景色がよく見えてきますが、雲が下に見えます。特に今から向かう妻岳から横岳が雲に覆われていました。
再び妻岳分岐点へ戻りザックを担いで長い長い縦走路を歩きます。アップダウンがあるし、妻岳へはものすごい急登。重いザックがあるとかなり堪えます。。
横岳へのアタックはザックを置いて。足場も悪く、ロープを頼りにしなければなりません。最後の10分間はこうして全身を使って登ります。山頂では雲でな~んにも見えなかったけど完全踏破を達成できたという実感が沸いてきます。千メートル以上のピークを全部で七つ。ここまで約18キロ。よくがんばりました! でもまだ次の日も含めてあと5キロぐらいは歩くかな。
33番(平岳・横岳鞍部)に置いたザック。これからまた担いで次の野営地へ向かいます。暗くなるので慎重に。
Nikon F5 + Ai AF Nikkor 50mm F1.4D (Ektar100)
噴火する桜島。高隈山・大箆柄岳より。高隈山から桜島を見ると、見下ろす感じになるのですが、火口側がまともに見えています。そのせいか火口が活動するとものすごい轟音と爆発音が高隈山全体に響きます。地面が揺れるような爆発もありました。ちょうどシーケンス写真のようになりました。
活動中の火口は、南岳A、南岳B(今はあまり活動してないらしい??)、昭和火口。以前は南岳の火口が交互に噴火していましたが、今は昭和火口が主になっています。この噴火も山腹の昭和火口。
いい記念写真になりました。縦走隊の一部が写っています。
Nikon F5 + Ai AF Nikkor 50mm F1.4D (Ektar100)
『山から君へのメッセージ』 御岳から野営地の妻岳分岐点へ。そこにテントを設置してからザックを置いて身軽で高隈山最高峰の大箆柄岳へ向かいます。ただし、時間的に厳しくなってきており妻岳分岐点まで帰るころはもう日が落ちて暗くなっているはず。ナイトハイキングの時間を極力短くしなければなりませんのでやや早い速度で向かいました。身軽な子ども達にとってはそれほど苦にならないようでしたが、大人は苦しい。。。ま、みんなよくがんばってくれました。結果、ヘッドライトを点灯してナイトハイキングしたのはスマン峠~妻岳分岐点の約30分。薄暮の中でした。50人近くの大部隊で夜間に歩くのは非常に危険を伴います。このときも薄暮ではありましたが前から離れるなと指示してゆっくりと進みました。ヘッドライトではルートファインディングは不可能です。実地踏査の時は巨大なマグライトを持っていましたが、このときは軽量にするために持っていません。ヘッドライトはあくまで緊急用という認識でいるべきですね。ナイトハイキングをするにはそれなりの装備と実地踏査・練習が必要です。
国立大隅青少年自然の家『山から君へのメッセージ』
登山すら初めてという子どももいるのにいきなり冬山山中泊という過酷な体験になります。出会いがあってまもなく登山についての勉強。登山についての概略と生活については各講師が担当し、自分は用具の説明や使用法、パッキングの仕方を。パッキングはとても難しく黒板に書いてるように(きったない字ですみません。。)軽いのが下、重いのが上。でもよく使うのが上、あまり使わないのは下。矛盾も起こります。必ずこうしなさいとは言いません。考えてやってみようと。自然の家のザックはシュラフ用のスペースがあるのでシュラフの収納場所は決まっていますがあとは考えながら。『ライト』と書いてるのはトップカバーのポケットへ。ここに入れるのはザックカバーや行動食などすぐに使うもの。それと、寒すぎてとても山の中で着替えることはできない(着替える気になれない。)ので着替えは最小限。これがなかなか。。。いっぱい持って行こうとします。
パッキングが終了したザック。調べてみるととても上手にパッキングされていました。軽量でザックの形もきれい。軽量と言っても10キロ超えます。ザックの重さは体重の40パーセントが限度と言われています。この限界近くの子が結構いるはずですが、仲間でザックにいれるものを調整していました。自分のはいつものごとく25キロ前後。最後に水缶(スイカン)1リットルを減らしました。縦走路で子どもたち2人のザックを持ってしばらく歩きましたが、見た目は重そうですが実は軽く感じてました。
歩行練習。初めて重いザックを担ぐと右に左に身体が振られるでしょう。特に下り。ちょうど雨が止んでくれたおかげで外に出ることができました。こんなに重いのを持って登るのかってびっくりでしょうね。それを実感するのは実際に御岳を目指して登り始めた時でしょう。このような緩やかな傾斜地と山では全然違います。
夜中まで登山練習が続きます。夜はテント設営とテント内で寝る練習。6人用テントを使用しますが、自分たちがプライベートで使う2~3人用テントに比べるとちょっと勝手が違うところがあります。支柱が対角線じゃないんです。。このことを覚えておかないとうまくいきません。それともっとも苦労するのがこのシュラフの収納。冬用のシュラフは重く大きくスタッフバッグは体積を小さくするために最初から小さくできています。これに入れるためにはコツがいります。最近のスタッフバッグは大きく作られていてコンプレッションの機能がありますけど、これにはありません。。冬の高隈山は-10℃を想定していなければなりません。宿営地の妻岳分岐点は鞍部(コル)。稜線に直角に風が当たると稜線を超える風はコルに集まり強い風になります。妻岳分岐点で風がある寒い夜に妻岳に登ってみると全然風がないことも。
Nikon F5 + Ai AF Nikkor 50mm F1.4D (160NC)