
12BH7-6V6GTプッシュプルアンプ
ここ最近の音楽用メインアンプは、6AU6-6008シングルアンプを使っており、このアンプはテレビ・PC用でしたが、点検・清掃のついでに交換します。
最初は2008年に12AX7-6BQ5プッシュプルアンプでした。トランジスタで定電流回路を組み込んだ差動アンプとしていましたが、2013年に真空管を12BH7-6V6または6L6として三端子レギュレーターで各管独立の定電流回路を組み込んだ差動アンプに改造しています。
初段がゲインの大きい12AX7を12BH7としたことが大きい違いですが、それほどまで大きなゲインが必要なかったので、より内部抵抗の小さい真空管で高域特性をよくしてしまおうという考えでした。それとシングルアンプよりもプッシュプルアンプは低域に余裕があるので、聴いていてもその感じはよくわかります。
さっき、アンプの中身を覗くと負帰還(ネガティブフィードバック)回路がない。。回路図を見てみると、「あとから考える」とメモしていました。たぶん、今後もこの回路を追加することはないかも。
オーディオアンプの設計で一番大事なのは、音楽の楽しさを伝えられること。平面的じゃなく、躍動的な感じ。今、2つのアンプの設計・製作に取り掛かっていますが、物理的性能に注視することも大事ですが、いくぶん割り引いて考えることもできるようになった気もします。初めのうちはキッカリ作ろうとします。
PENTAX K-50 + RICHO XR RIKENON 35mm F2.8