たそがれおじさんのぐうたら人生(TOGZ) 

「とかち」をこよなく愛するおじさんが自転車で巡る十勝野風景を発信(晩秋の日高山脈11/8)

アジトへ

2011年03月12日 | 日記

この前、竹田津さんの講演会に行ったとき、「自然はやさしくない」という言葉を紹介しましたが、昨日起きた「東北地方太平洋沖地震」は三陸海岸をはじめ多くの地域で甚大な被害が出てしまいました。自然には逆らえない災害とはいえ、亡くなられた方々には、胸が痛む思いです。そして、そのようなことは自分自身の前でも起こりうるということを改めて感じさせられました。

おじさんは、昭和27年(1952年)3月4日に起こった十勝沖地震のことを鮮明に覚えています。幸い草ぶきの我が家の崩壊は免れたものの、伯父の家の馬小屋が崩壊する場面に出くわし恐怖感を覚えたものです。伯父の家の土間にいたのですが、立っていられませんでした。

その後も十勝はしょっちゅう地震が起きていますが、今回の地震も含め、太平洋プレートと大陸プレートの狭間にある日本列島そのものが、このような地震が起きる可能性があるということを思い知らされます。

おじさんのアジトは、元実家のあった所にあるものですから、心配で午後から行ってきました。この地域も避難指示が出ていたので、アジトに入る道は閉鎖かと思いましたが行くことができました。地杭の上に乗っけたコンテナはウスなので、転倒か杭からずれていないか心配しましたが、無事であったのでまずは安心しました。

                        

雪が解けたら、菜園作り。暑い夏になったら避暑に来るので、このちっぽけなアジトもおじさんにとっては聖地なのです。おまけに、R336号沿いなので、ロードバイク基地にもなっています。

帰りはいつものように道草です。こんな時は自然はやさしいです。高台の展望台から川の様子などを眺めていたら、下の林からバサッという音が聞こえ目を向けたら、大きな鳥が飛び立ったところでした。よく見ると尾っぽが白いではありませんか。オジロワシだ、とすぐデジカメを向けましたが準備不足です。下の写真は取り損ねですが、「この下にオジロワシ」の文字入りで、その下に白い部分が見つけられれば、それがオジロワシです。中間くらいの枝の向こうにいます。

                     

展望台からは、ねぐらに帰るのでしょうか、白鳥も隊列を組んで飛んで行きました。

                     

展望台を後にして、坂を下りチョイ行ったところで、道路を横断するキタキツネと出会いました。車を止めて見やるとキツネもこちらを見てくれました。この時期のキツネは、寒さから身を守るためでしょうか、夏よりは脂肪をため込んでいるようです。

                     

陽が沈も頃になって豊頃町に入りました。雲の様子から、なんか「天使のハシゴ」ができそうだなと思い、豊頃大橋の手前で車を降りて待っていました。が、これもはっきりとしたものではなく、天使のハシゴモドキとなってしまいました。

                    

オジロワシもそうでしたが、今日の自然との出会いは、モドキ集となりました。

明日は、今日より気温が上がるということです。家の中にはじっとしていられないような気がします。

福島原子力発電所の事故が心配です。大事に至らないでほしいです。