昨日お昼頃メールが届いていました。
(目にしたのが昨夜8時過ぎでした)
差し出しはタンチョウ保護研究グループM瀬氏からでした。
目を疑いたくなるような内容でした。
タンチョウ足環193♀が亡くなったという知らせでした!
驚きと同時にクラクラするのを覚えました。
いったいどうしたというのでしょう。
とりあえずいただいたメールを読ませていただきました。
環境省から193死亡のニュースが届きました。193(イッキュウさん)はタンチョウが道北に進出した先駆けの1羽であり、村山さん、西尾さんといったタンチョウのファンを紹介し、増やしてくれた、私にとっても特に思い入れの強いタンチョウです。村山さんたちの熱心な追跡観察によって、初めてタンチョウが新天地に定着した経緯や、その後の生活の様子など、タンチョウの分散と保護活動に向けて貴重な情報を提供してくれました。イッキュウさんの12歳弱という一生は、北海道におけるメスのタンチョウの世代時間に近いので、タンチョウの平均的な一生だったのかもしれません。イッキュウさんは2019年から3年続けてヒナを育てましたので、よく頑張ったお母さんだったと言えるでしょう。
2022年夏に連れ合いを無くしてからの行動にも興味深いことが多くありました。特に、同年10月には6年ぶりに生まれ故郷の鶴居村に現れ、その翌月には湧別町まで引き返して、まるで消えてしまった連れ合いを探しているように鳴いていた姿が思い出されます。
環境省からの記録は以下のとおりです。
・1月23日に幕別町公道脇の植え込み敷地でタンチョウの死体が発見され回収
回収時には目立った外傷はなし
・回収場所GPS値:N42.920635,E143.255312
・鳥インフルエンザ簡易検査は陰性
・個体は鳥インフルエンザが落ち着いたら、釧路動物園で剖検予定
何と!亡くなった場所は自宅近くでいつも観察する場所あたりでした。
どうして?
何があったんだろう?
その日の午後の早くに足環193♀のつがいを観察し、
写真にも収めていたのです。
2025年1月23日13:26~31撮影
M瀬氏のメールは複数の方へ送られていたので、
最後の193♀の姿を共有したくて、
写真をメール添付で送らせていただきました。
皆さんこんにちは。
足環193♀の訃報を知り、ただただ驚きとともに大きなショックを受けています。
当地の団地東の畑(農家さんの住宅まわり)で出合って9シーズン目になります。
百瀬さん松本さんを知り、いろいろ情報をいただき、
足環193♀にのめり込んでいきました。
現れるたびに「よく来てくれたね」とねぎらいながら、枝幸へ行くまでの期間をともに過ごしました。
・鶴居生まれなのにどうしてここへ?
・枝幸町まで行って営巣とは!
何とアクティブで本来の野生的なタンチョウだこと!
出合うたびに見惚れていました。
そんな193♀、もう合えないと聞くと残念でなりません。
村山さんのおっしゃるように、3年前なくした雄のところへ旅立ったのですね。
そうであるなら受け入れてあげなければなりませんね193♀。
亡くなった地点を調べたら、自宅から数百メートルと分かり、
看取ってあげられなかったことが残念でなりません。
その上1月23日は193♀のつがいに合っていて、写真も撮っています。
添付写真は、1月23日午後1時30分に撮ったものです。
足環193♀の最後の姿です。
皆様と別れを共有したいと思いお届けします。
足環193♀、出合えて本当に感謝しています!!
ありがとう…。
多くのタンチョウファンや研究者の関心を集め愛された
足環193♀。
ありがとう!
ありがとう...。
一昨日、大雪の次の日の散歩で、
雪深い畑の中で1羽のタンチョウが鳴いているのを見ました。
もしかしたら、枝幸から一緒に来たタンチョウかな?
こちらの事情をよく知らないので、
孤立していないだろうか。
心配の種は尽きません...。
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