昨日は私の実家とも言える、次姉Yの家に帰国と新年の挨拶に行ってきました
私は三姉妹の三女で長姉K(92歳)も長男家族と近くに住んでいます。
その姉の長女Sが私と同学年(1歳下)で幼い頃からの仲良しで・・そのSが次姉の夫の弟と結婚していて
私たちが帰国するとすぐに・・隣県の佐賀から夫婦で会いに来てくれるのです
Y姉はお雑煮を作っておくのでお昼にいらっしゃいと言ってくれましたので
夫と二人で出かけて行きました
私の両親は島根県出身で・・元旦のお雑煮は澄まし仕立ての餅の上に岩のりを乗せただけの簡単な雑煮でした
幼い頃は母の手抜きかと思っていたのですが・・家庭画報と言う雑誌で有名家庭の“我が家の雑煮”と言う特集で
当時の出雲大社の宮司のご家庭のお雑煮が紹介されていて
それが・・・何と
我が家と同じ・・岩のりをのせた雑煮だったのです
その雑煮は出雲地方に伝わる伝統的なお雑煮だと説明されていました
そのお雑煮が食べられるだけでも嬉しいのに
Y姉は有り合わせの物でごめんね!とお正月の香りのする料理でもてなしてくれました
私は今一番嵌っている“クルミ入りごまめ”を作って持って行きました
肝心のお雑煮は慌てて食べてしまい・・残念ながら写真がありません
母から伝授された作り方は・・・
①1年分の湿気った海苔を貯めて置き・・醤油と煮切った味醂にトロトロになるまで浸けて置きます
②昆布とかつをで出汁を取ります(今はインスタントでも美味しいお出汁がありますね)
③茹でて置いた餅をお椀に入れ、お出汁をかけ海苔を上にのせる
たったこれだけの簡単なお雑煮ですが・・今では母の匂いのする懐かしい味です
食事が終わって・・K姉の家に挨拶に行きました
以前は同じ市内の北の方に住んでいたのですが・・甥(私より三つ上ですが)が定年退職をしたのを機会に
実家址に住むY姉の近くに家を建てて生活をしています
K姉も若い頃には試練が多々あって・・子供たち(3男1女)が独立したと思ったら
義兄が病に倒れ・・長年病院で付き添い看護をしていました
義兄が逝ってから、K姉も寝込んでしまうのではと心配するほど疲れ切っていましたが
少しずつ元気になり・・今では92歳です
そして、段々綺麗になっています
1年1年余計な物がそぎ落とされて・・・子供の様に純粋に純粋になって行っています
とは言え、決して惚けているわけではありません
K姉を見ていると・・90歳を過ぎて人間として最低限の機能を残しつつ赤ちゃんのように戻っているようです
私が目指している・・“0歳になって天に戻る”と言う計画も不可能ではないと思えます
1年に2回しか会うことができませんので
「今年の夏休みの帰国時にも元気で会えるように・・・」と約束して別れました
幼い頃にはあまり交流の無いK姉でしたが
40代で母を亡くした私にとっては・・今では老いて行く母を見ているようです
K姉さん、また会いに行きますよ
段々可愛くなって行くK姉が大好きです