mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

敦煌旅行④~蘭州→敦煌(敦煌号の旅)

2014-09-14 13:03:34 | 旅行

我们坐叫敦煌号的列车到敦煌去,敦煌号是由原红皮车厢Y667/8改编而来。为助推丝绸之路经济带甘肃黄金段建设,迎接敦煌旅游新热潮,兰铁局将于7月10日正式开行由该局倾力打造的Y667/8次“敦煌号”品牌旅游列车。

我们在车里过得很舒服又快乐。

 

買い物をして蘭州駅に戻ると・・・駅前広場は待合室に入れない乗客たちで溢れています

中国では大体どこの駅でも同じような状態なのですが、ここは少し雰囲気が違いました

地方都市のせいか、旅行用バックではなくこの様に大きな袋に荷物を詰め込んで担いで歩いている人たちが多い

少数民族の人たちが目立ちます(回族の男性はお椀のような帽子を被り、女性はスカーフで頭を隠しています)

 

私たちは敦煌号専用の一寸豪華な待合室で改札が始まるのを待ちます

 私たちの乗る列車はY667

中国通の夫は普通はTxxの列車なのに、この列車は何故なのだろうと不思議がっていたのでした

中国語ネットで詳しい情報を得ることができましたので、興味をお持ちの方の為に転載しておきます

簡単な日本語訳を赤字で付けて置きました・・・敦煌に来られる時には是非蘭州から敦煌号での旅をお楽しみになってはいかがでしょう

 

敦煌号
敦煌号是由原红皮车厢Y667/8改编而来。为助推丝绸之路经济带甘肃黄金段建设,迎接敦煌旅游新热潮,兰铁局将于7月10日正式开行由该局倾力打造的Y667/8次“敦煌号”品牌旅游列车。
要約すると・・・敦煌号Y667/8は敦煌旅行ブームに寄る客を迎えるために今年の7月10日から運行始めた特別列車である

    
1
简介 簡単な説明

【车次】:Y667/8
【运行区段】:兰州敦煌
【运行里程】:1133公里km   所要時間;12時間48分
【始发时间】:兰州始发18:00;敦煌始发20:12(一日2便)
【停靠站】:武威站嘉峪关站
【车底及配属】:兰州铁路局兰州客运段25T
【车次类型】:新空调旅游快速卧铺列车
【参考票价】:硬卧下261.5软卧下398.5[1] 


 2
时刻表

Y667次兰州⇒敦煌

站次
駅順  
站名
駅名
日期
期日
到达时间到着 开车时间発車 停车时间停車

里程
道のり

硬卧下
B寝台  
软卧下
A寝台
高级软卧
1 兰州 -
  
起点站
始発駅
18:00 0 0 -
元表示  
- -
2 武威

第一天
一日目

21:39
  
21:45 6分 303公里
km  
97.5
  
146.5 254.5
  
3 嘉峪关 第二天
二日目
02:48
  
03:04
  
16分 770公里 184
  
285 505
  
4 敦煌 第二天 06:48
  
终到站
終着駅
- 1133公里 252.5 398.5
  
621.5
  

Y668次敦煌⇒兰州

站次
  
站名 日期 到达时间 开车时间 停车时间 里程 硬卧下 软卧下 高级软卧
1 敦煌 - 起点站 20:12
  
0 0 - - -
2 嘉峪关 第二天
 
00:05
  
00:20
  
15分 363公里 104.5
  
158.5 183.5
  
3 武威 第二天 4:23
  
4:29 6分 830公里 200
  
315 445
  
4 兰州 第二天 7:18
  
终到站 - 1133公里 252.5
  
398.5
  
 
 
夫は切符の手配に行った時は敦煌号の事は知らなかったそうなので、事務の方が配慮をしてくれたのだと思います

 

さて、いよいよ私たちの敦煌号の旅の始まりです

乗務員の綺麗なお姉さん方も丁寧にお出迎えです

運行が始まって間もないので、室内もまだ綺麗でとても気持ちが良い・・ホテルの一室の様です

   1 2 3 4 

1;通路にも絨毯が敷いてあり、ふかふかでとても歩きやすい  2;救護室もあり、緊急手当てができるようです
3;洗面所も広くて綺麗  4;西洋便座でトイレットペーパーまで備わっています


同室の方は初めは二人別の部屋しか取れなかったらしく、別の男性が乗ってきて交渉し部屋を変わってもらった

親子の二人連れです

息子さんは今年上海の大学に入ったばかりの大学生(従兄が福岡の大学院に留学しているそうで)、彼もとても日本に興味を持っているそうです

彼らは内モンゴル在住の満州族だそうですが、お母さんもとても若くてきれいな方で・・・

日本人だと言われても、信じたくなるほど日本人ぽいので驚きました


お母さんは物静かな方でしたが、息子さんがとてもしっかりしていて話も弾みました

金融を専攻しているとかで、特に夫とは話が合う様でした

今回も同室の方に恵まれ、楽しい列車の旅ができ感謝でした


この列車は普通の列車と違って新幹線並みの静かな走りです

流石の夫もベットに横になるとすぐに寝入って目が覚めず・・途中の駅のチェックができなかったようです

 

 

敦煌号は予定通り朝の6時48分に敦煌駅に到着しましたが・・外はまだ薄暗く様子がよく分かりません


私たちの旅は・・ホテルはいつも駅の近くで探すことにしているのですが、周りには建物は見当たりません

どうしたものかと・・係員に尋ねますと、近くに1軒だけホテルがあるそうなのでそこへ行ってみようと歩き出したところ

一人の男性が近づいてきて・・町まで30元で行くが乗らないか?と、声をかけてきました

30元は高いと言うとすぐに20元にすると言います・・OKして車に案内して貰います


驚いたことに・・・車はとても新しく敦煌の大手交通会社の包车(チャーター)用の8人乗りの大きな車です

身分証を見せ、この後はどうするのかと聞いてきました


夫が計画を説明すると・・その計画は余り妥当ではないと言い

【一日目】
先ずホテルにチェックイン(運転手が適当なホテルを紹介する)→ホテルに荷物を置く→朝食を食べる(近くに安くて美味しい店がある)→莫高窟を見学(運転手は待機)→ホテルに戻り昼食を摂り、休息する→4時に迎えに来て鳴沙山と月牙泉に行く(運転手は待機)→ホテルに戻る


運転手は慣れた口調でスラスラと計画を述べ、1日包车で400元でどうだ(怎么样?)と言う

こちらは詳しいことは分からないので、運転手を信用することにし・・二日目の観光も含めて1000元で交渉成立

この運転手の気の好いのには・・・駅からホテルまでの20元も今日の400元に含めるから必要ないと言う

今回も好い運転手に出遭い・・楽しい観光が出来そうな予感です

 

運転手が案内したホテルは市内に入る少し手前にあり、又、同じ会社の車が定員オーバーとも思える若者たちを案内してきた

会社の指定ホテルだろうか


部屋は中国で一般的なこのタイプ・・・素泊まりで一泊200元也


荷物をほどき、貴重品を身に付け出て行くと・・・ホテルの斜め前にある6時から営業している店に連れて行かれる

 

メニューは
粥zhou(かゆ)と馅饼xianrbing(韮と白菜、ジャガイモ3種のあんの入った餅),馄食偏に屯hundun(ワンタン),
水饺shuijiao(水餃子)しかない 

夫は粟粥を食べたいと言い、私は食べたことのない韮入りの馅饼が食べてみたいと言うと・・・運転手さんは
サッと注文してくれ、一緒に食べました。 私は1枚で十分で、夫はお粥と餅、運転手さんはもっと何か食べるように
勧めたけれど、これで十分だと言う・・遠慮したのかなぁ


サッと食べ終わった運転手さん(今後はLさんと呼ぶ)は車を整えて、私たちを待っている


さぁ、待望の莫高窟・・・楽しみです


敦煌旅行③~蘭州観光(白塔山公園、碑林、五泉山公園)

2014-09-14 07:11:23 | 旅行

我们在兰州去白塔山公园、碑林和五泉山公园参观。  太可惜了的是在白塔山公园里的建筑物都正在修缮中不能参观。

我想要吃地道的兰州拉面,下山后就吃午饭。

 

旅行記②で書き洩らしたことがある

蘭州のひとつ前の駅、蘭州東駅で停車した列車がなかなか発車しない

後から着いた列車がどんどん先に発車して行くのに・・・何故だか?訳が分からない


時計を見ていなかったが、夫が言うには1時間ほど停車していたらしい

到着した後、駅の案内板を見るとウルムチ南行きの列車は10:07発となっているので

列車の運行上には何の問題も無かったようだ・・しかし、蘭州で待機する列車が手前の駅で長時間の待機となると

仕事で来た人などは大迷惑に違いない・・・「事情により蘭州到着が遅れます」くらいの案内ができないものだろうか

中国を旅していると、度々この様な理不尽な問題に出会う。

中国が国民に優しい国になるにはまだまだ時間がかかりそうだと感じている

 

夫に今回の旅行で蘭州の観光をすると聞いて、蘭州の観光名所などを調べたのだが

私たちが回れる範囲には余り面白そうな所はなく・・只、本場の蘭州ラーメンを食べるのだけを楽しみにしてきたのだった

しかも、蘭州を旅した方のブログを読んでみると・・・蘭州の空気汚染がとても酷いと書いてあったので

マスクだけは忘れないように持って来ていた

 

さて、蘭州についてだが・・PCの資料によると

古くからシルクロードの要衝で、の昭王の時代に隴西郡の地となり、代に金城郡が設置され、黄河とシルクロードが交わる拠点として発展してきた。このため金城が蘭州の古名となった。
代の582年、蘭州が設置されて現在の名称になった。代に甘粛布政使が駐在した。 中華人民共和国成立後、元南満州鉄道の日本人技術者とソ連の援助によって、宝鶏からの鉄道が開通した

現代は甘粛省の省都である蘭州は省最大の工業都市である

とあったが、その為に空気汚染が酷いのだろうと納得した


駅構内には・・観光の目玉である中山鉄橋白塔山公園、この地域独特の巨大な揚水水車である左公車が設えてある

 

私は出発前にこの“左公車”は是非観たいと、夫に言っていたのだが夫はすっかり忘れていたらしい

観光の為には重たい荷物は邪魔なので、荷物を一時預けに持って行く

蘭州は駅前から出る市内バスが便利だと言うので、バス停を探すが見つからない

蘭州の地図を買いに寄った店の主人にも尋ねるが・・私たちの話す普通語が通じないのか要領を得ない

仕方なく、タクシーで行くことにして客待ちのタクシー運転手に値段をたずねる・・これ又、運転手はぶっきら棒な態度


近くに居た3輪タクシーは25元と言うので20元に値切て乗り込んだ(最近はすっかり中国人化した私)

きっと夫は少し高くてもタクシーに乗って、優雅に乗り付けたかったのであろう

この運転手、見かけに寄らず凄い運転をする・・猛スピードで走り、信号無視あり、一寸渋滞があると歩道に入り突っ走る

何度足を踏ん張り、悲鳴を上げそうになったかしれない・・・20元で十分に楽しめた、スリル満点のドライブだった!


中山鉄橋百年記念碑の前では入れ替わり立ち代わり記念写真を撮る人たちが居て近づけ無かったため

小さな字が読み取れず何年に建立されたものだか不明

橋から白塔山公園の全景がハッキリと見える・・・夫は一番上の白塔まで登って行くと言う(ロープウエイがあるよ!)

しかし、歩いてみるのもいいだろうと(身体が少し身軽になったので)元気に歩き出した

歩いた路を黒線でたどってみた・・・結構長い道のりだったように思うが最後まで歩き通すことができた(万歳!)

とても期待をしていたが、全て新しい感じがして、歴史を感じることはできない

やっと辿り着いた白塔山寺・・・現在補修中とかで白塔の姿はおろか、拝観することができず

疲れがどっと出て・・・幸いにも売店にアイスがあったので、夫に買ってもらい食べながら歩く


しかし、その近辺の建物は皆工事中で入って観ることができなかった

こうして見ると「町は黄河に沿って東西に長く,南側に市街地,北側には白塔山がある」と言う事がよく分かる


折角此処まで来たのだから、碑林を観たいと主張し歩き出す

途中、雨が降って来たかと思うような感じの水滴が頭にかかる・・・その正体は、スプリンクラー

乾燥地帯の為、草木に散水をしているのだった

 

随分歩いたのにまだそれらしき建物は見えず

途中で現地の方らしい男性に碑林まで後どのくらいかと尋ねると・・・15,6分だ!と答えるので勇んで歩き出したが

 

何と30分以上もかかってしまった・・・現地の人の「もうすぐ!」は当てにならないと思う

 

一生懸命歩いて辿り着いた碑林、立派な門構え・・入場料は必要でなく、身分証明書の提出を要求される

建物も新しく立派・・・しかし、参観者は私たちだけで勿体ない感じがする                                   
                               

この地方の石碑の複製を展示しているのだろうか・・2階や3階もあるようなので相当な数に違いない

私たちは1階だけをざっと観て出る事にする


時間はもうお昼になっていたので、下りはロープウエイに乗ることにした

下りを利用する客は居ないようだが・・・上りの客は何組もすれ違った


ロープウエイの駅ビルに蘭州ラーメンのレストランがあり、ここで昼食をとることにする

麺は客の目の前で打っている・・蘭州ラーメンの麺は普通より細いらしいが、何とも力の居る作業に見える

窓際の席に坐ると、黄河で舟遊びをする人たちの様子が見える・・・しかし、何と濁った水だろうか、これが黄河!?

初めて済南で黄河を見た時にも「これが黄河!?」と言う印象だったが・・・学生時代から抱いていた黄河の印象がロマンティック過ぎたのかも


夫は以前食べた印象からか、余り蘭州ラーメンは好みでないらしく・・一杯を二人で食べる事に

他に万頭を買ってきた・・私は万頭が好みでないので一つ頂き、ラーメンも食べた

味はまあまあ・・・やはりラーメンは日本の物が一番口に合いますね!

 

此処から五泉山公園に行くバスに乗ろうとバス停を探すが見つからず・・・道行く人に尋ねるが要領を得ない

やはり、蘭州では私たちの中国語は通じないと言う事か!?  蘭州の人は外国人に少し冷たいのか?

 

時間もまだあることだし歩いて行くことに決めると・・

運よく通りかかったタクシーがつかまり、五泉山公園に向かう・・・タクシーで五分(これなら歩いても好かった)

山頂に建物のようなものが見える・・頂上までが公園なのだろうか

疲れていたので公園内に入り(無料)・・アイスクリームを食べながら一休みする

中国にはどこにもこんなに広い公園があり、市民の憩いの場となっているようだ


暫く二人で麓を散策する・・

五泉山の由来の泉を見つけたかったのだが・・見つからず

 

 

案内標識はあるのだが・・「距離が書かれていないので所要時間が分からない」とは夫の弁

 


ゆとりを持って駅に帰りたいと、早々に駅に向かって歩き出す

途中の市場で車中で食べる果物を買い、駅前のスーパーで食事の買い物をする

 

時間が限られていたので、ゆっくりと歴史の感じられる蘭州を見物することができずに残念

工業都市である蘭州が観光都市として生まれ変わろうとしているような感じを受けた

 

 

 この後、敦煌までの夜行列車に乗るのだが、此処で嬉しいハプニングが・・・